苦手科目を得意科目にする方法

苦手科目を得意科目にするには、どうしたらいいのだろうか。全部苦手という人もいるだろうが、とにかく基礎が出来ていない場合が多い。英語が苦手と言う人は、単語か文法の基礎の部分が分かっていないし、古典が苦手な人も単語の意味と文法がわかっていない。こう言う基礎の部分から学習を組み立てる必要がある。社会が苦手と言う人は、教科書をしっかり読んでいない。数学の苦手な人も、教科書をしっかり読んでいない。

学校に行って先生の授業を1回聞いて、分かったような気になってもいざ問題を解く段階になるとさっぱり解けないという人は、基礎から反復してやりなおしをしないとどうにもならない。問題をいくら解いても苦痛の学習になる。基礎を覚える段階は、教科書や参考書それ自体を解説してしてくれる映像教材がベストだと思う。読んで頭に入る人でも、倍速を使えば、短時間で習得できる。

昔のことだが、数3の複素数平面の予習をある子にさせたら、5時間で教科書解説が終わった。学校なら1ヶ月はかかる。使う教材に解説があれば、恐ろしいスピードで習得できるし、何度でも反復できる。自分でだらだら本を読んでも、苦手科目は、脳ミソに入ってこないのではないだろうか。

それから、問題の解き方を知らない人が多い。特に、国語や英語においては、解き方を工夫するだけで、ずいぶん得点力が変わる。基礎を短期間で確立するのと、問題解法の研究の二つが、苦手科目を得意科目にする方法で、独学は薦めない。良い塾を選ぶべきだろう。