本当の先取り学習

今度,中2の子がいる。数学は、県立の15年分の過去問2周したので、英語の先取りをすることにして、塾で作った神様シリーズをさせることにした。神様というのは、大事な部分を体系的に分かりやすくまとめたもので、中1から、中3までの文法が、しっかり分かるようにできている。

学習の場合、まず幹の部分を押さえてから、枝葉の部分に行くべきで、分からなくなるのは、何が幹で何が枝葉なのか、ごちゃごちゃになるからだと思う。例えば、目次と言うのを見ると、何を学習するのか分かるが、どの項目が、重要で押さえておくべきなのか、分かっている人から教えてもらわないと分からない。でも、まったく習っていないことでも順序よく教えたら、理解力のある子は、短期間で、幹の部分は、習得できるものなのだ。

本当の先取り学習とは、短期間で幹の部分を習得することだと思う。その中2の子は、英語の神様をパソコンで聞きながら、ノートに全部写していったら、1週間足らずで,1周したのだ。このように短期で基礎を理解するのが本当の先取り学習であると思う。笑いが出た。こんな学習したら、分からなくなる方がむつかしい。後は、3回ほど反復すれば、しっかりした幹ができる。まず体系的に、幹をつかもう。

最初から分厚い本を独学でやるのは、お薦めしない。体系をつかんでからにしよう。太平洋の上を、羅針盤なしに小舟で進むのに似ている。