本には目次がある。これは大切だと思う。目次だけ見ても、全体が見えるし、自分の苦手な単元が分かる。
本を使うべきなのは、目次があるからだ。プリント学習の一番のまずい点は、今何をやっていて、何が自分の弱い点なのか
分からなくなるからだ。目次がないことが、欠点なのだ。
たとえて言うと、羅針盤がなくて、アメリカ目指して小舟に乗って航海するようなものだと思う。どこを目指して進んでいるのか
分からないので、どっちに進んでいるのか見当がつかなくなる。途中で確実に漂流する。
塾生を指導していて、特に高校生だが、この羅針盤のない学習をしている子が多いと思う。
なぜこれをやらないといけないのか。疑問を持つことなくやらされていて、しかもそれが本当の
学習だと思わされている。
その結果は、模擬試験や入試の結果に出る。
それは、指導法にもかなり問題があると思っている。
正し学習というのは、本を目次を見ながら、体系的につぶすことだと思う。
しかも何度でも見直すべきだろう。人間は、反復しないと忘れる。だから、やたら本を買わせたり、多くの教材を渡したりするような
指導法には疑問を持つ。天才は別だが、自分のような凡人、これが大半だと思うが、合わない。
目次を見ない学習は、やめたほうがいいと思う。
逆に目次を見ながら学習するような子どもは、高い学力をつけている可能性が高いと思う。