今の受験界はすごい。本屋に行くとすごい量の問題集や参考書があふれている。
しかも、ネットで参考書や問題集をすすめていたり、予備校でも自分たちが作った参考書で合格できると言ったり、
そんなに買ったところで、金の無駄だと思う。
はっきり言って、教科書と過去もんで、合格できるし、逆にそうしないと受からないのではないかと思う。
高校分野だと、理科や社会。数学とか、教科書の内容を頭に入っている時点で、
合格に近づいている。参考書は、そういう人が、もっと詳しく調べるためのものだろう。
ところが塾生を見る限り、教科書をしっかり自分のものにしている人は少ない。教科書だけでも上位に行く。
数学とか、理科とか、高校分野なら
ほかの教材やっている時間と言うのは、無駄ではないか。
学校もやたら問題集や参考書を買わせるが、途中で、つかわなくなったりする。本はいっぱい持っているが、
それが、自分の思考の基点になっていない人が多い。
そんなにたくさんやったところで、時間の無駄だと思うことが多い。
過去問解いていたら分かるが、基礎の集積で解くしかないし、そうで無いと解けない。
塾生には、昔から、過去もんと基礎で受かると言ってきたし、それが一番シンプルだが、
本番で力を出す。でもそれですら、相当な時間がかかる。予習をしろというのはそれもある。
検定制度と言うのは、悪い精度ではない。
ところが、参考書や問題集というのは、誰もまとものな機関が、検査するわけでもない。
教科書が分からないから、参考書に走る。基礎が凝縮して、分かりづらいからだ。
でも、網羅性、体系性、正確さ、バランスのよさ、もっと教科書を読んだほうがいい。
と過去問解きながら、つくづく思った。
教科書を読めそんな塾は少ないだろうが、それが今の教育は学校すら教科書をないがしろにしている。
大丈夫だろうか。
基礎なくしては、応用もへったくれもない。難問も解けるはずがない。