朝課外、夕課外についてのひとつの考察

マツコのテレビで福岡で朝課外の賛否が問題になっている。高3になると、この地区の高校は、朝どころか、夕方も課外がある。

九州特有の教育文化だ。全国の多くの学校は、やっていない。

こういう課外と言うものが、学習効果があるかといえば非常に疑問だ。

というより合格実績は、課外の時間に反比例していることが多い。もちろん例外はあるだろうが。

睡眠が少なくなって集中力がなくなるのだと思う。

内容の疑問もある。高3になるとそれぞれのレベルも同じクラスでも違い、そして各人の弱点とかがそれぞれ違う。基礎の出来ていない子とかは、基礎からやらないとどうしようもない。

これで似たようなプリントやら自宅学習で宿題出したところで自分の弱点とか、やりたいことができない。そもそもただでさえ基礎力がない子が、半分ぐらいはいると思う。

基礎力のない子はもう一度教科書レベルからやり直さないと復活はできないが、課外で時間を食われて自分の自由な学習ができない。

下の方のクラスとか教科書やり直す内容なら意味があるが、実際は違う。

またできる子にとっては、邪魔でしかないと言うこともある。高いレベルになればなるほど、自分で戦略を立てて学習しないと壁は破れない。

自分で自主学習ができる子は、子供の任せたほうがいいと思う。

医学部とか難関大を目指す子なら、自己分析がある程度できているだろうから、自分のやりたい学習の時間を増やす方が、うまく行く。かわいい子には旅をさせろ。自分でやった方がこどものため。できる子は、教材与えて自由にやらせた方が伸びる。

塾に行ってやりたい学習をするか、自分で自宅で自主学習をするか、学校に残って学習するかは自由だが、

高3の最後まで自分の組み立てた学習ができないとうまくいかないことが多い。

翻って考えてみてほしい。学校に2年半ぐらい行って伸びないものを学校での時間増やして半年で

伸びるだろうか。根本的な学習のやり方考え方を変えない限り、そんなに伸びるとは思えない。

時間も大事だが、やる内容が大切だと思う。何十年も課外と言うのを続ける意図は、

子供たちのためにあるのか疑問に思う。課外手当てというものがある。

睡眠とって集中した学習したほうがいいと思う。

有名進学校ほど自主学習の時間は多い。小学生中学生なら強制がある程度必要だが、

大学受験で自主学習ができないというのは、お話にならないと思う。