質か量か

受験勉強と学者の研究は違う。前者は決められた時間に成果を出すことを求められる。後者は、時間は無制限、問題の設定も自分でやらないといけないし、独自性を出そうとする。

とにかく制限時間内にどれだけ得点を挙げるかが問われる。スピードが命なのだ。東大王という番組見ていて分かるが、どれだけ頭の回転が速いかが問われている。

凡人が天才に勝てるかというと無理だという結論では、ロマンがない。

大学受験までなら、どうにかなると思っている。もちろん天才が、100だとして1の子を100にできるとは言わない。

昨日中3の保護者が塾に来て、

自分の子が塾に入って段々成績が上がって、定期テストはよかったけど実力テストがいやだったのが、受けるの楽しみになったと言うようになった

と話してくださった。

予習をさせて、ガンガン過去問を15年分させようとし始めたところだ。まだ少ししかやっていない。見ていて解くスピードがはやくなってきた。伸びているのが分かる。

センター対策なら、数学過去問、17年分34回、本試験と追試の問題を解説し、印刷もできる。自由に印刷させるのでものすごい印刷量だ。全部の科目が演習できるシステムを10年かけてつくってきた。2次試験の解説も大学ごとにつくってきた。

日本じゅうさがしても稀有なシステムだと思っている。宮崎と岡山にしかないが、真面目に取り組んだら確実に伸びる。

はっきり言って、センター対策なら過去もんと教科書以外やる必要もないし、できない。

化学の過去問解説など福地大先生の解説の詳しさとか、すばらしい出来だと思う。3時間以上ある。どこの予備校の授業よりも分かりやすく、実践的だとおもう。

塾生を見ていても、塾の指導のとおりやっている子は確実に伸びている。

質と言うのも、量というのも大事だ。実践の中でしか、凡人は伸びない。

東大王にでるような人は一握り、大抵凡人。

やるべきこと、やり方、そしてやる気、3つがそろわないと伸びない。

分かる、できる、はやくできる、もっと言うと圧倒的なスピードをつけるように訓練することが大事だと思う。

授業を受身で聞いているだけでは伸びない。課外とか補習とかはっきり言って時間の無駄だろう。