昨日高1の子で中高一貫の子がいるが、その子に中間テストどうだったと聞いた。そしたら、数学92点だったと言う。平均どうだったのと聞いたら、クラスの平均が悪くて50点台と言う。
本当かと耳を疑った。教科書の予習をしっかりやっている結果だと思う。
中高一貫の子供の大半は、大手の塾から入る。ほとんどの子がそうだ。
仕組みはこうだ。四谷大塚のテストは無料だ。熱心な親は、テストを受けさせる。すると大手の塾が勧誘する。そして、めでたく塾生になる。そして、100人以上が、中高一貫を目指す。そして大半が、大手の塾生で占める。無料のテストが、入塾のきっかけになる仕組みだ。
そして中高一貫に入る。もともと素質はいい子が多いとは思うが、基礎から積み上げる、教科書からやるとかの発想が薄いし、学校も教科書というより上の問題やらせる。
入試がないから、外部から入った子が逆転している学年がある。これは、外部からは分からない。
基礎を入れ込めば伸びる素質を持っている理解力のある子は、急激に伸びる。
自分の塾生で中高一貫の子は、みんな恐ろしく伸びている。基礎力と理解力が
合体した結果だろう。
基礎を軽視する指導は、子供たちは平均的に伸びないと思う。平均が、半分と言うのは、
大丈夫だろうか。基礎が出来ていないと思う。
基礎やって、問題やって、過去問の、3次元、最初でこけたら、全部こける。
こけ始めたら、大手の予備校に行く。大手の塾から、大手の予備校全部が同じ母体というわけだ。
いい循環ができている。この流れができている。笑
個人塾は、塾生の一人一人をしっかり伸ばすしか生き残る道はないと思う。
資金力、金儲けの仕組み、宣伝力には勝てないと思う。
ただ本当にまともな学習させれば、分かる人は分ると思う今日この頃だ。