どうして先取りが、受験後半になって効果をもたらすのか

さすがにもう30年以上この業界で飯を食べさせてもらうと、いろいろな発見がある。

小学生、中学生、高校生、の指導をすると、後半で伸びるのが大切だと分かる。

最後が肝心。

小学生のときはすごく出来たが、その後はパッとしないとかその反対もある。

大学受験については、先取りするとしないとではまったく違う。

学力たとえば模擬試験、高1でよかったからと言って高3でもよいという保証はない。

高1の学力と高3での学力は、田舎の上位ほど変わってくることが多い。昔はよかったのに。

何で高3の後半になったら成績下がるの。理由は簡単。

受験の母集団と試験範囲が一挙に広がるからだ。

たとえば、高1の成績と言うのは、それまでの中学の基礎と高校分野の範囲に限る。

学校の進度に合わせていると、成績の上位の子も、高3の複数の科目の広い範囲に対応できなくなる可能性が高い。高3になると模試のオンパレードだ。

先取りする子は、高1、高2では、成績はぱっとしないかもしれない。高3でやる範囲をやっているときは、高1、高2の範囲を忘れたりする可能性もある。でもそんなの気にしないことだ。

でも高3の後半からは、様相が変わるのだ。数学はあるは、英語はある、理科も、社会も

範囲が広くなる。復習をしないといけないし、過去問の対策はしないといけない。

きっちり体系的で理解重視の学習なら忘れても応用が効く。

実際は、塾とか予備校行かないと暗記中心の学習になっていることが多い。

いつも成績がよくないと駄目だと思う必要はない。

後半で伸びばよい。

ただ、どこから準備をするか、理解度と」やる気しだいだが、

先取りした子は、自分の弱点をつぶしたり、学習が自由に組み立てられる。

だから後半になればなるほど伸びる可能性が高い。

いつも成績がよくないと駄目だ。そんなことはない。