不思議な受験対策

塾33年やっていて、

いつも思うのは、受験対策の根本が抜けているのではないかと思うことが多い。

現役の子は、受験校の過去問の重要性がわかっていない人が多い。

私大それも早慶あたりを受けるのに、それなりに出来る子とか直前で1年分くらいやって受けたりする。時間内に解ける訓練が足りないと、時間内に解けない。時間掛ければ解けるということは、解けないのと同じだ。

東大を余裕で受かるレベルならそれもありだろうが、早慶受けるのに過去問やりこまないと非常に危ない。反覆と言う字がない。スピード勝負だろう。

学校の補修用のプリント見た。いろんな大学の寄せ集めた良い問題には違いないが、

そんなのやらせてなんになるのだろうか。時期が時期だ。

自分の受ける大学十分やってならそれもありだろう。東大受験生なら他の大学やってる時間もないし、やれないだろう。

優先順位というのがある。まず自分の受ける学校の問題、それから他の学校の問題。

過去問やって、それも1年ぐらい前1年分ぐらいやって、計画立てて受験戦略立ててから、難関大とか狙って受かるかどうかと言う世界だろう。

直前は、やった問題の復習と過去問のときなおしが、ベストだろう。

計画の立て方がおかしいと思うことが多い。反覆がないと結果は出ない。

塾で言っても、どうにもならない。

いろいろやらせすぎだろう。

現役は、出来るだけすすんで基礎を固め、自分の受ける大学の過去問演習したほうが良い。受かる子は、塾に行くとかに関係なく、とにかくすすんでいる。これは間違いない。

難関大とか準備万端というわけには、簡単にいかないと思う。基礎も反覆しないと固まらない。

時間制約と時間に厳しく対策ねらないと本番に力は出ない。

何を、いつまでに、どうやってやれば良いか、よく考えるべきだ。偏差値より大事だ。

本番で出された問題を制限時間内にとけるようにする。そして合格点をとる。

ベクトルは全てそこに向かうべきだ。

ベクトルの方向がないか、あってもずれていると思うことが多い。