学校と予備校と個人塾

塾を33年やっている。個人塾。この業界の裏とか表とかよくわかるようになった。

個人塾が良いとかそんなことを言いたいわけでもない。個人塾とかピンキリだろう。

受験産業に身をおく立場として、大きくなるためには、なるほどこういう戦略とるのか参考になることが多い。まねはできないが。笑

学校とか大手の塾は、自習力と地頭の良い子をどれだけ取り込むかで命運が決まる。

入る段階でどれだけ優秀な子を取り込むか。大手なら特待制度と言うのがあって、極端な例では、模擬試験で優秀な子は、講習代だけですむ。ただで通う子もいるらしい。

1年で伸ばすのは、そう簡単ではない。

東何とか衛星とかだと、自分の甥っ子が通ったらしいが、ラサールなら割引制度、模試がよければ、ほとんど一科目取れば、いろんな科目をただで見れるし、自習が出来るらしい。

英語なら、文法、英作文、読解と分かれているので、一科目だけでも相当金がかかる。貧乏で、成績の悪い子供とか最初から相手にしていない。

難関の実績は、中高一貫の進学校の子がほとんどで、金持ちの出来ない子から金を巻き上げるシステムだ。出来る子が行くと安心だ

合格した高校見ていたらよくわかる。

それが、親のプライドと子供の能力の高い子を集中させ、巨大化する。必ず進学校の横に出来ているのはそういうわけだ。ある意味賢い。

出来ない子が、伸びて受かったという話は聞かない。実際フランチャイズでやっていた人から聞いたから間違いはない。

有名進学校の中学入試の問題を解けて入った子を伸ばすなどそんなにむつかしくはない。

一度入試問題見た方が良い。大学受験で失敗するほうがおかしいほどむつかしい。自分の言いたいことがわかってもらえる可能性が高い。

出来ない子を伸ばすことがどれほどむつかしいか。学校も似たようなところがある。

高校は、出来上がった地頭の良い子が入らないとどんどん落ちぶれる。

自分の塾は、素直にやったら出来ない子も伸ばしたい。そうしないとこの地区では、飯が食えないからだ。笑。

出来ない子もやり方と素直さとやる気があれば、どこまで伸びるかわからない。ここに本当の塾の意味があると思う。時間に限界があるのが苦しいところだ

伸ばすには、どんなに効率よくやってもある程度時間がかかる。