平行四辺形の定義と性質と成立条件

昨日中3に数学を教えていたら、定義と性質と成立条件の区別が出来ていないのがわかった。 こういうのを覚えてと言うか理解していないので証明とかできるはずがない。

たとえば、平行四辺形の性質はと言われて即座に4つ。成立条件はと言われて5答えられるだろうか。 定義と性質と定理と成立条件の説明が出きるだろうか。 基礎とか基本が出来ていないから出来ないのだ。教科書にはしっかり書いてあるが、そういうのを丁寧に理解している子が少ない。問題解く前の段階の子が多い。

たとえば5つの基本があってそれをしっかり覚えて理解すれば、それを組み合わせて使うだけなのだが、証明の仕方すらまったく出来ない子は、半分以上いるだろう。 高校入試ならと言うかそれすら突破できないレベルと言うのは、どのくらいの理解が出来ているか教えてみて、学校行ってなにをやっているのだろうと思うことが多い。

学校が悪いとかそういうのではないが、わからないのがそのままになった状態でただ行っているという子が増えているような気がする。 中3の受験前になって塾に来ても、塾も相当悩む。

奇跡を起こさないといけない子が何人もいる。 なにやっていたのだろう。塾に行ってなくても出来る子はいる。 営業トークで行っているのではない。学校だけで大丈夫とはとてもいえない子が多くなっている。 もっと早く手を打つべきだろう。

小学校から自分の塾に来ている子でここまではと言う子はいない。 平均30点取れなくても後ろに何十人もいる。 国の力は教育にあると言う言葉があるが、大丈夫なのか。

せめて中学の義務教育のレベルで半分ぐらいの点数は、取ってもらいたいと思う。 日本の教育レベルが落ち込んでいるのか、この地区特有のものなのかはわからないが相当ひどい状態なのは間違いない。

小さいときの本の読み聞かせが足りないのが根本的な原因だろう。 読み書きそろばん。これは至言だ。

どうしてなのかなぜなのか考える習慣づけは小さいときこそ大事だと思う。