塾の楽しみ

学校から合格は絶対無理と言われた子供を、合格させることが出来るだろうか。

高校入試の話だが。100点以上中3で、足りないという場合は、今からだとかなりきつい。

でもそういう子を今まで何人か合格させてきた。

学校で大騒ぎになったこともある。

今年も学校から絶対無理だから志望校変更を宣告された子がいる。自分も学校の先生だったら同じことを言うだろう。

他の塾を転々として夏過ぎてから来た。その子が受かったら大騒ぎになると思う。

毎日のように担任に変更するように言われているが、なぜか本人がどうしても変えないのだ。

自分も最初はあきらめるべきだと思った。150点足りないのだ。

本人がどうしても受かりたいと思うこと。素直になって塾の指導に従うこと。それから学校に行っている以外は毎日来る。

これが出来れば、今からでも間に合わせることは不可能ではない。これは経験しないとわからない。

100点とか150点伸ばせることも不可能ではないが、普通のやり方では無理だろう。家庭教師つけてもと言うより、自分が家庭教師になっても自信がない。

10点とか50点ならできるが、根本的に伸ばす視点が違うし、時間がないと今の時期から150点以上伸ばす方法は、自分の中では一つしかない。

耳と手と視覚を同時に使うことと反覆できること、弱点をつぶすこと。

こだわってきたのは、現実に子供がやる気になったら、大きく伸ばす学習システムだ。

無理だといわれた子どもを受からせることほど楽しいことはない。

人間が直接教えたから伸びるものではない。小さく伸ばす方法だろう。

世の中の常識が非常識と言うことも多い。非常識の方が受けが良い。結果とか見えないからだ。どれだけ伸びたかはもっと見えない。

学習の場合は特に多い気がする。効率が悪すぎるのだ。

やること多いわりに無理難題を子供はやらせられる。いやにならない方がむつかしいだろう。最後は子供の能力のせいにすれば良い。

どうなるかはわからない。でも可能性は見えてきた。

本人の意識が変わったからだ。

意識が変わると人間は変わる。継続が絶対条件だ。

意識が変わってもその場限りのことが多い。簡単にもとに戻る。

素直さと、合格と指導者を信じることこれがないと、奇跡は起きない。

そして最後は、指導者が受験直前、子供の合格を確信したら、間違いなく受かる。

受験は、共同作業なのだ。