音楽何度も聞いていると無意識に何もしないのに聞こえてくることがあるだろう。
人間の脳の構造からして、耳から入れないと潜在意識になかなか到達しない。潜在意識と言うのは、毎日毎日の顕在意識が習慣化すると形成される。
そういう知識しか本番ではつかえない。掛け算九九と同じこと。何度もやったから、大抵の人は出てくるだろう。
これは、ユングも言っている。
学習において、耳と目と書くと言う作業や人と話したり説明したりいろんな五感を使うだけ使うと言っても,聴覚と言うのは非常に大切だ。
塾生を指導してわかるのは、聴覚をうまく使って学習できるようになった子供は、確実に伸びていく。反覆と言っても見るだけで学習するより聴覚を使って、速度を上げるようなやり方をとる子供の伸びる確率が高い。
これは、潜在意識に聴覚を使うと組み込まれやすいのだと思う。能力の高い子は、見ただけで理解でき、記憶の深いところに行くだろう。
でも凡人は、耳を使いしかも何度も繰り返さないと特に興味のない科目とか無理だろう。
ここのところがわかってくるとどうして宿題とかプリント学習が効率が悪いのか分かる。
耳を使わない学習になれた子は、見ただけで学習したがる。そっちの方が一見早いからだ。
でもやっても潜在意識まで到達しにくい。つまり一見効率はよさそうだが、深いところまで到達できない。
効率よくやると言うのは、本当に深く理解したり、感動したり、反覆したりして、深いところまで到達することだと思う。
説明の仕方をわかりやすくすれば、理解力の乏しい子でも到達できるということが、、わかってきた。説明もないのにそういう子供に宿題与えてもただ写すだけで脳みその深いところには到達できない。
本を買っても最後まで読める子の方が少ない。自分の経験でもまともに最後まで読んでない.買っては、最初だけ読んで、途中で投げ出していた。でもそういう人の方が多いのでは。
本をよく買う塾生より塾の教材だけを反覆してやるこの方が成績は上がる。
そういう子供は、耳の大切さ、学習のやり方が分かってきた子供だ。すぐに出てきて使える知識は、実は、深いところまで到達したものだけだと思う。