塾生を指導して伸びる子は、集中力がある。最初から出来ない子でも、集中する子供は確実に伸びていく。
教えてわかるのは、成績が悪い子は、低学年だと手遊びが多い。消しゴムを何でそんなに触るのか。分解して壊したりする。便所に行く回数が多い。
簡単に言うと集中力の違いだ。できる子伸びる子は集中力がある。
これはむつかしいのだが、自分のわからないことを自覚できるか。どこがわかっていないか、本当に分かっているのか。この見極めが出来る子は伸びる。
時々塾生ですごいと思う子供がいたが、驚くほど自分がわかっているのとそうでないのが区別できる子供だった。
わからないのは、全然問題ない。わからないのをそのままにするのが蓄積していくのが悪いだけだ。反覆すれば、ほとんど解消される。
わからないのとわかっているのを区別する能力は大事だ。
出来ない伸びない子は、何がわかっていて何がわかっていないのかの区別が出来ない。
学校が何をやっているのかすらわからないのもいる。
だから本の目次とか大事だと思う。
何がわかっていて、何がわからないのか、自分には何が足りないのかの自覚が出来ると言うことは、そんなに簡単なことではない。これは大切な能力だ。
これがあってもわかるまで、できるまでやれるかどうかが問われる。
伸びないのは、自分に何が足りないのかわからないのが原因のことが多い。
宿題学習が伸びないのは、弱点を自分でつぶすことも、時間も無いからだ。
自分がわかっていないととこをつぶさなくてどうして学力がつくだろうか。
学力がつくのは、自分の弱点をつぶすことだと思う。伸びないのは、どこが分からないのかがわからないことと集中力の欠如に集約できるような気がする。