問題見てから考えよう

問題を見てから志望校考えようと言いたい。

職業柄、実際出題された問題をよく見て、この学校ならこういう問題集で、いつごろまでに基礎を終らせないといけないのではないかということを考えることが多い。これが仕事だからだ。

受からせたり伸ばしたりするのが仕事で、ノーベル賞取るような人材に育てるのは出来ないし、自分のおつむもたいしたことないのが分かっているから言うが、

一般的に入試の問題は予想よりむつかしいだろう。問題すらすら解ける人は、相当な人だ。基礎も大事だが、基礎ができたらすぐに解けるような代物ではないことがすくなくないと思う。受験生間に差をつけるようにしなといけないので、簡単な問題の構成にはできないからだ。

自分らが瞬殺できる問題とかめったに出ない。難関だと中学、高校、大学受験全てにいえる。それぞれのむつかしさは違うが、相当な鍛錬と基礎力が必要だ。いまだにやり続けられるのは、今だに新たな発見があるからだ。

問題の難易度に対しての認識と準備が足りないのではないだろうか。

現役だとセンターで大体、150点から250点足りないことが多い。100点足りないなら安心する。笑

実際に出題された問題を見て、志望校の平均点は何点で、最低点はどのくらいかは、大学受験なら早く、調べた方がいいのではないか。

相性もある。

合格現実にするには、まず現実を知るべきだろう。

田舎の学校の成績の上位陣の志望で、よく聞くのが、医学部と旧帝大だ。こっちだと九大医学部志望とか言う人いるが、現役で受かったのは特殊な能力と先取りしていた人に限られる。よく知ってるからだ。飛びぬけた1番だけだった。

よくこの志望を聞かされるとこっちの脳みそがやられそうだ。センター9割、二次でも8割の世界だ。現役で受かりたかったら、理系科目の基礎は、高1でひと通り終ってちょうど良いレベルだ。これが出来れば、田舎の進学校でも受かる子が出てくる。予習が絶対条件だと思う。

センターの問題とか2次の問題見て、どのレベルでどのくらいとらないといけなくて、どのくらいの制限時間なのか知ると、考え方が変わる可能性がある。それだと受かる可能性が高くなる。

私立だとなめたら大変なことだ。難易度が二極化している。

先輩に合格したした人がいる。自分も同じが学校にいる。だから自分も受かる。そういう思考の人が田舎には多い。田舎に限られないないかも知れないが。受かったひとは、受かっただけの能力をもちと戦略を立てている。

おめでたいのは悪いことではないが、受験の世界と言うのは、推薦は別だが、自分の実力がどうかだけが問われる。

学校で何番だとか、大学受験の世界は、結果との因果関係があるかどうか微妙だ。

問題を分析して、どのように学習して、いつから何をはじじめるのか計画立てたい。これをしないと合格に近づけないことが多い。

難関だと凡人は小学校の4年からが準備期間の本当の相場だと思う。これは、経験則だ。塾だから言うのではない。思考力を伸ばすのはこの時期だ。素質もだが、この時期にいい習慣つけると後の伸び方が違う。少なくとも中学校に行ってついて行けないと言う子はほとんど出ない。

準備と言う言葉が田舎には合わない。

大学受験だとよくて一年、半年が、高校受験だとよくて半年、3ヶ月が塾に来る準備期間の相場だ。冗談で言っているのではない。中3と高3が抜けたら、どうなるだろうか笑。

中間期末の延長上に入試があるといえるのは、県立高校入試でも微妙だろう。点数が低くても受かるだけで、8割とか取るのが合格となったら、ほとんど不合格になると思う。対策練らないとまずい。県立高校の入試問題ですら簡単とは言えない。

大学受験直前になってものんびりしている人がいる。失敗するのもいい経験だが、塾が言うとしゃれにならない。

自分が受けようと思う学校の問題見てからが、本当の受験勉強になると思う。

直前で見ても間に合わない可能性が高い。

早く敵知ってなんぼの世界だろう。塾に行かなくても問題ぐらいは見ていた方が良いと思う。

自分がいいたいことが少しは実感として分かってもらえるだろう。