受験突破力3段階養成説

どういうことか。学習の段階には、それぞれの科目には特徴があるが、3段階で学力をつけるとうまくいくと思っている。だから、この3段階で考えて、指導する方も、指導される方も、認識すべきだと思う。これは、教材を作っていてわかったと言うより、授業形態、個別指導のとき、ずっと感じていたことだ。

基礎を入れる段階、問題集で穴をなくす段階、過去問で演習する段階、この3つがうまくいくことが、その科目を得意にする。これが、順序良くできれば、いやでも得点力がアップする。

そして、複数の科目をしないといけない。このことと、忘れる動物だと言うこと。人間なれれば、最初は出来なくても、できるようになること。

そういう基本的なことを踏まえた指導が、学力をつけるだけではなく、学習を楽しくスムーズに持っていける指導だろう。簡単そうで非常にむつかしい。

人間だけだと神業に近い技術と体力がいる。パソコンの力を借りるしかないと言うのが30年以上やってて思う結論だ。

もともと図抜けた子供を集めた学校とか、基礎は自分でやれるから問題演習で伸びる。しかし、そういう指導は、学力が低い子とかは伸ばせない。

三段階で、考えるといろんなことが見えてくる。この子は、どこが足りないのか、基礎なのか、問題演習なのか、過去問演習なのか、

大抵基礎の段階でつまずいていることが多い。

こういう基本的なことが、欠落した視点で、指導するとどうなるか。

、子供に素直さとか向上心がないとどうしようもないが、やる気もあって素直さが、ある子でも、指導する方が、3段階の視点を持っていないと伸ばせない。

受験指導で、その子を複数科目指導して、合格させることと、その子を一科目教えることとは、違う。

複眼的で、鳥瞰的な視点も絶対必要だと思う。

自分の場合は、常に3段階でその子の進度、達成度を見る。いろんなことを、いろんな角度で見るしか伸ばす方法は無い。

教えれば出来る。そんなことは無い。

ある学校の先生が、自分の学校の実績が落ちていたので、分析、反省して次に生かそうとかコメントしていたが、できる能力の子を集めて、何で伸ばせないのか、見ている視点がどうなのか疑問に思う。

本当は、出来ない子とか、どうしようもない子を伸ばす方法を考えると、できる子伸ばすのほど簡単なことはないと正直思う。教えるのと伸ばすのは、ちょっと違う。