船頭多くして船山に登る。

たくさんの先生がいて、科目にもいろんな先生がいるとよさそうだ。

しかし学校とか大手予備校とかもそうだが、ある塾生が言うには、科目ごとに先生がいっぱいいると、言ってることが違って学習がしにくいと言っていた。

ある予備校の先生が、こんなテキストより、別な予備校の市販されたテキストのほうがいいと言ってたらしい。もちろんこっそりだが。

英語とか英作文の先生、文法の先生、読解の先生、ばらばらで意思の統一がないと、どういうやり方をすればいいのか分からなくなる。細分化されすぐぎるといい訳でもない。文法も英作も読解も全部つながっている。

数学でも、教科書を使う人、次は、チャートの好きな人。いろんな人から習っているとなにがいいのか分からない。

司令塔がいないとまとまりが悪すぎる。

自分の塾のように、一人が複数の科目の面倒見るようなので、大丈夫かと思うだろうし、自分も素人なら同じ発想になるかもしれない。

小学校とか良い先生なら、全部習っても問題ないはずだ。中学も高校も出来れば、そっちのほうがいい場合もある。高校は、無理だろうが。笑。

ある塾の先生が、中学の5科目教えたら、保護者が専門はなんですかと聞いてきたらしい。専門も何も、ちゃんと学習しなおして指導が中学レベルなら教えられるはずだ。そっちのほうがいいことも多い。

複数の科目を指導して分かることは、子どもと同じ目線でどう効率よくやるか考え、そしてバランスを考えて各科目の特徴を捉まえやすくなる。

指導者が多すぎると自分の科目のことだけ考える傾向にある。

たくさん指導者がいてもバラバラなら子供も困る。

それより何より、なにをどうやって学習すればいいのかすら、分かっていない子供が多い。

子ども自身が、組み立てて学習できるようにすることが、大切だ。

学年があがるほど子ども自身で学習する自主学習のほうが大切になる。

やり方教えてもらえば、素直な子はがんばって学習する。そっちのほうが、伸び幅が大きい。

どんな組織にも司令塔は必要だ。