予備校の先生の話。

代々木ゼミの荻野先生という数学講師の話が良かった。ネットででているから興味のある人は見たほうがいい。代ゼミはなくなっても生き残る人だろう。最初は、やくざかと思ったが笑、25年もやってるだけのことはある。考え方が、すばらしい。

職業は、自分の生きていけるものを一つ見つけて、社会にでてからが勝負だ。全部できる必要がないし、できない。自分だけ這い上がろうとする人間にはなるな。などそのとおりだと思う。

高校時代にしっかり学習していないと予備校に来ても簡単には伸びないと言われる。基礎が出来ていないと授業の意味がないからだ。予備校で基礎をやれない。正直にこういうことを言う先生がすばらしい先生だ。

ときどき自分の授業を聞けば、東大だろうとなんだろうと受かるみたいなのもいるが、一科目だけ伸びて受かる保証とかあるだろうか。

その先生は、数学が専門だ。その人が言うことは、教科書と学校の教科書準拠の問題集が一番力がつくといっている。自分もそう思う。予備校の教材が一番だとは言っていない。

自分の高校は、数学はみんな強かった。やってたのは、教科書とオリジナルと言う問題集だ。これを宿題にだされて、こくばんに生徒が書いて先生が見て説明する。むつかしい問題集は最初は使わない。今から考えても一番力のつく授業のやり方だと思う。

こういう基礎基本に忠実なのが確実に伸びる方法だ。その先生もむつかしいのを最初からやるなと言う。最初は、自分の出来そうなレベルから出発しろという。

言いたいことは、予備校の先生が言ってるのは、教科書とか基礎をやらずに予備校に来ても伸びませんよ。受かりたかったら、高校時代にせめて基礎だけでもしっかりやりなさいよと言ってるのだ。

大手予備校に行っても伸びない層と伸びる層がある。これを予備校の先生がはっきり言っている。

自分のところは、教科書レベルからやらせる。そうしないと後半は特に伸びないからだ。