高校教科書の厚さ

ゆとり教育は終わった。教科書が厚い。高校分野だと化学は、500ページ以上ある。最初見たら参考書かと思った。生物は424ページ。数学だけだと全部で軽く1000から1500ページはある。中学は、少し厚くなったが、3年で500ページは無い。日本史だと400ページを越す。こういうのを一回読んで理解し、問題解いたぐらいで定着するだろうか。

教科書が分かってる前提とか、自分で読めとかで、演習かけるのはよくわかる。

そうでないと進まないからだ。

どうして宿題を出すか。管理がしやすいからだ。学力伸ばそうとしたら小学までだろう。

どうしてプリント学習か。進めやすいからだ。教科書をやらないと言うよりやれないのだ。まともに全部やるとなると大変な労力がいる。自分も昔授業でやっていたからよくわかる。死ぬほどきつい。笑。

基礎もきついが、演習の解説とかもっときつい。センター試験の英語の解説したら、5時間ぐらいかかったことがあった。丁寧に解き方とかも含めるとそうなる。50分授業だと答えを渡して一部を解説するくらいしかできない。

しかし、センターとか教科書の端っことか、日本史なら図とか、下の中からも出る。数学とか章末問題とか定理の証明の過程をヒントに作問しているのが。分かったりする。理科ならほかになにをするのと言うくらい大事だ。だから自分らは、教科書解説を作っている。塾生には、好評だ。ほかにはめったに無い教材だと思っている。何年もかけた。

教科書を読み込まないと言うことは、出題される基礎を知らないで問題だけと言うことになりやすい。500ページもある本とか、興味のある人は別として、自分でよんで授業だけで解決できる人がどのくらいの割合いるだろうか。

高校入試だ中学入試だと田舎は騒いでいるが、高校分野の量の多さと科目数に失速する人が多い。特に田舎は、高3の9月からが伸びない子が多い。基礎の入れ込みが足りないからだと解釈している。演習でごまかしていたのが、きかなくなるころだ。

基礎を作るのにも時間がかかる。それは、出発点に過ぎない。何度もみなおさないと自分のものにはならない。小学や中学から高校分野まで予習をしとくといいことずくめだ。難関大とか医学部ならやったほうがいい。自分は理解力のある子には予習を薦める。そして素直にやった子は、結果を出す。

誰でもやれなんて言わない。中高一貫とか今は、全国にわんさか出来ている。受かったから難関大とか受かると勘違いしないほうがいい。特に田舎の中高一貫は、進度が高2で部外者に合わせるので、先取りが出来ない。一クラスしかないのでうるさいらしい。

小学中学で出来るだけ予習の習慣をつけておくべきだ。

小学、中学の9年間の学習量と高校分野の3年間とでは、雲泥の差があるからだ。これに気づいて早くから対処した子供は、現役で志望校に受かりやすいし受かっている。

大学に行っても自分で予習をするだろう。

英語の単語でも5倍は軽くあるだろう。もっと考えた学習をしたほうがいいと思う。

大学受験の準備はは、小学からすでに始まっている。