数学と英語の違い。

数学は、入試で一番差がつく科目だと思う。塾生見ていても数学が取れたら合格しやすい。特に難関になると数学で取れたらかなり有利だ。中学入試でも算数の出来が、高校入試でも数学の出来不出来が大きい。

大学受験の数学は、基礎と教科書をやったら、例題学習をして典型的な入試レベルの問題になれ、自分の受ける大学の問題をやるのが王道だが、一定レベルに到達するまで時間がかかる。そして一定レベルに到達したとしても、受験校のレベルも微妙に変ったりする。

一定レベルに到達するには、自分で相当問題演習をしないといけないし、一番究めるのがむつかしい科目だと思う。問題によっては、地雷問題と言って、避けて捨てないとほかの問題に行かないのではないかと言うのもある。たくさんの問題に当たらないと、地雷なのか、最後に回すべきなのか分からないだろう。この見極めの力が、最後は物を言う。

毎日コツコツ力の積み上げる必要性が一番要求されるで、これを得意にするとアドバンテージが高くなる。しかし、一定のレベルに到達しても、絶対に取れるレベルには、相当のつわものでないと無理と言う問題も出るので、安心は出来ない。問題の難易度による影響を受けないレベルと言うのは、相当な実力がついている人だ。

でもめったにいない。こっちの高校だといたとしても一握りだ。

英語は、単語とか文法とか、覚えないとどうしようもない部分が多い。ただ理屈で、説明できるようになる必要がある。理屈でなく丸暗記しようとしても、定期なら通用するが、入試になると弱い。文法の力も大切だ。塾生見て分かるが、文法の正確な理解が出来ている子は、少ない。

品詞とか5文型の区別とかわかっていないのに驚くことが多い。塾で初めて分かったとか言われるとうれしいが、学校で何を教えてもらっているのか疑問に思うことが多い。

英語は、一定レベルに到達すると簡単には落ちないし、確実に点数がとれるようになる子が多い。時間はかかるが、一番安定感のある科目だと思う。

一旦点が取れるようになると問題の難易度に影響を受けにくい科目だと思う。

英語が出来ないとまず難関とか無理だろう。みんなそれなりの力をつけているからだ。

どちらも大切な科目だが、これだけに専念できないのが受験のきついところだと思う。