基礎の基礎

今有名どころの数学の問題集の解説を作っている。

神戸大の数学のベクトルの問題なのだが、簡単にいうと2直線が交わることを証明しろという問題なんだが、これは中学数学の基礎が出てこないと証明できない。

それは、同一平面上にある直線は、平行以外交わると言うことだ。だから、証明するのは、直線が同一の平面上にあることを説明しないといけない。

さらに3点が決まれば、平面が一つに決まる。その3点で決まった平面上にその直線があることを説明すればいい。別に言ってる意味が分からなくてもいい。笑。

こういう、中学で学習する基本的なことが浮かばないと、大学入試の問題も解けないという事だを言いたいわけだ。

だから、小学で習ったことまた中学で習ったことがしっかり出来ていないと高校分野の道具を使っても解けないように問題が作ってあることが多い。

言いたいことは、高校分野だけが大学入試にでるのではなく、小学から中学そして高校分野が対象だと言うことを言いたいわけだ。基礎の積み上げが大事なのを実感する。

全ての科目もそういう構造になっている。だから、もちろん演習は必要だが、基礎の基礎の部分を馬鹿にするとどうしようもない。伸びないのは、基礎ができていないか、問題演習がたりないか、そして復習が足りないか。

むつかしい問題も何度もいうが、基礎の集合体だ。だから、基礎が何で、どういう組み合わせで問題が出来ているのか、丁寧に解きほぐす必要がある。

基礎を固めて問題を解く。解いたら基礎に戻る。これしかない。耳たこで悪いが。笑。

ちゃんと小学から分かっていないと大学受験は厳しいと言うことが分かる。苦手科目は、中学からやり直すほうが、早いということもある。