やり方間違うと伸びない

塾生高3で夏から来た子の一人が、11月ぐらいまで模擬試験が伸びないと言う。やたら問題だけ解いたり、宿題を塾でもやる。とにかく問題を解くのが学習と勘違いしていた。

その子に伸びない理由と、やり方を変えるように指示して、少しずつだが変わって来た。とにかく基礎に戻って基礎を早くやり直す方向に指導した。

昨日模擬試験のようなのを学校でやったら、130点伸びていたと喜んでいた。問題は、基礎を使って解いたり、基礎を聞いているのだ。基礎がないのに平気で問題をやっているとさっぱり学習が分からなくなる。やったと言うのは、形だけ、おつむには何も残らない。

基礎がないのに問題を解くという癖なのかなんなのか、伸びない学習をしている子どもが田舎は多い。朝から晩までやって伸びないのは、基礎ではなく、問題だけ解いてるからだ。

問題が変われば、基礎がないと解けない。基礎を十分いれないのに直ぐ問題をとかせ、そういうくせがつくと怖い。

脳みそがいいから点が取れる。そういうのは、うそとは言わないが、能力だけで決まるものでもない。

やり方、考え方、そういうもので高3でも変わるような指導と言うのもこの世にある。少数派の学習システムが本物と言うこともあると思うのだが極端少数派は、通説に負ける。

みんな似たような学習は、世間受けがいいだろうが、大して伸びない。急激に伸びると言う学習方法もあると思う.。やり方まずいとやっても伸びが少ない。まずさに気付かない。

そういう自分も振り返ると、ひどい学習のやり方をしていたもんだと思うことがある。どういうやり方ですべきか教わることがなかった。塾の存在意義は、そこにあると思っている。

やり方がよければ急に伸びだすこともある。こだわっているのは、そこなのだが、やれば出来るは、学年があがるほど通用しなくなる。教科書の重要性が増す。

やっても伸びないとやる気がなくなるのが人情だ。やったら伸びる学習方法を薦めたい。

伸ばす視点が、違うのではないかと時々思う。最後は、根性だが、やり方まずいと根性も続かない。