日本史100点

塾生が、センターに向けて過去問の演習をしていた。高3で夏から入った子だ。日本史の採点をしていたので見ていると全部できていた。初めて解いた過去問だ。すごいと思った。50点近く伸びたらしい、

どうしたか言うとと教科書をパソコン使って3回回したらしい。基礎基本を十分入れ込むとこういうことになる。

基礎基本の反復が、どれほど得点力をあげるのか、塾生指導で確信となってきた。今年は、反復学習を基礎基本にももっと広げようと思う。

過去問の反復と基礎基本の反復、これがバランスよく受験科目にわたってできるような学習が、受験学習の王道だと思う。これができればほとんど成功する。教え方とかとかの次元は、初期の段階だと思う。もちろん大切だが、過大評価しすぎだと思うことが多い。

教えたぐらいでは、自分で問題がとけるようにはならない。途中の過程の方が長いことが多い。

基礎も入れないのに問題演習中心の学習。問題を解くだけで基礎に戻らない学習。難問を解くのが実力をつけると勘違いした学習。はやめたほうがいい。段階を追ってやらないと破綻する。何でも、手順、順番がある。時間の割りに伸びない。でもこれが主流だ。

基礎基本を入れ込んで、全体を見ながら、細部にわたり、関連付けることができるような体系的な学習。覚えることと理解することの区分けができている学習。自分の頭でかんがえて、結論がでる学習。自分の弱点を自分で探しながらつぶす学習。こういうのがいい。

究極は、当たり前のことが、できるようになれば、楽しくなる。楽しいとは、わかる、できると言う感覚に支えられている。

そのためには、基礎基本を早めに入れ込むことそして反復することだと思う。これが一番むつかしいが。

学年があがればあがるほど効率よく基礎基本を入れることがないと、学習は苦しくなる。基礎基本の量が増えるからだ。