予習の恩恵

塾生で高2の子がいる。もともと優れた能力を持っているのは、小5のころからわかっていた。そのころから君は、東大に行けるからがんばれと言っていた。

パソコンを倍速で聞く子だった。うれしそうにつくった教材をどんどんこなしていく。高1で数3と物理と化学は終わった。完全に学校は復習だ。

こんな田舎の塾だが,教材は相当作った。今は、東大受験生でも十分合格させる力のつく教材を、F大先生の力をかりながら、つくっているつもりだ。 塾生に優秀な子がいれば、その子を伸ばす教材をつくるし、基礎ができてない子はどういうのが伸びるのか試しながらつくる。子供たちが、自分たちを進化させてくれる。 子供たちに合わせることで、教材がずいぶん進化し、豊富になってきた。

ところで、その高2の子は、11月駿台の東大実戦という模擬試験で、高3と浪人合わせて、合格可能性のあるレベルまで来ていた。来年受けても合格できるかもしれない。素直で、自分らより人間ができていると思える子だ。威張ったところがまったくない。

理科系では、その学年で敵なしと言われている。今のこの地区の高2は、レベルが高い。おそらく東大合格者が何人か出るだろう。 難関とか予習をしないと田舎の高校では、いくら素質があってもむつかしい。 予習の恩恵は、計り知れない。自分で、やるには相当きつい。特に物理と化学と数学、そして文系なら社会は予習していたほうがいい。

田舎の学校の進度では、間に合わないと思う。先を見た学習を能力のある子はしたほうがいい。 磨かないと、光らない。