高校別模擬試験成績分布を見て

高校3年の9月からの模擬試験は、それまでの模擬試験とはちょっと違う。浪人も参戦してくる。高1高2の模試でAでもDEはざらだ。前にも書いたが、これは塾をやってないとわからない。有名進学校等ほとんど受けない。

高校3年の9月からの模擬試験が受験の実態が見えてくる。あんまりこういう分布表とか見ないだろうが、これを見ると同じ高校でも高3になれば、どのくらいの差が出るのか知ってたほうがいいと思う。

ある県立でナンバー1の高校だけあって平均は少しは高い。しかし、偏差値50以下も20人、30までいる。県一の高校で、偏差値74から30までいる。分布を見ると何処の高校も似たようなものだ。ピンきりだ。だいたいトップから30以上の偏差値の差がある。

県立ナンバー1の高校に入るときは、相当中学でも上位だったはずだ。これが30の偏差値にもなるわけだ。授業形態はこのようにバラける。部活と青春も大事だが、学習もしよう。

予習をしたり、自分なりに考えた学習をしないととんでもない学力になることもある。入り口で優秀なのを集めても、40人も50人もいる授業で全員伸ばせると思うほうがおかしいのではない。それにしてもこれだけばらつくのは驚きだ。

学校が悪いとか言ってるのではない。自分の場合も高校時代学力が伸びなかった。だから、よくわかる。いくらいい学校に入っても間違った学習をすると伸びない。何度も言うが、予習をしたほうがいい。基礎の予習だ。これをすれば、上位に行ける可能性が高くなる。

自立学習と先を見た学習をしないと何処の高校に入ったからどうなると言うものでもない。参考書とか学習方法とかしっかり考えて学習しないとまずい。あっという間に受験を迎える。

授業と復習だけでは大して伸びない。伸びるのは、自学学習が絶対必要で、これができないと3年間がまったく学習になっていないことがある。宿題に追われる学習は、最悪な学習の一つにあげていい。暗記学習のくせがつきやすい。全部覚えようとすると全部忘れやすい。

理解の伴わず、反復のできない学習は、身につかないし、面白くもない。わかる、できるがないと楽しくない。

目標を持って、やらされるのではなく、主体的に学習に取り組むべきだと思う。大学に入ってからも学習は、続く。

塾をやっていないとわからない世界もある.30年もやっていれば、いやでもいろいろ見えてくる。