塾の場合、田舎だと親の希望は学校の成績を上げることだ。本当のところ塾の本音はそこにはないが、まず成績が上がらないと塾の信用がなくなる。親が月謝を払って成績が上がらないのでは、子供に原因があっても、塾も困る。
自分の塾はパソコンを使う。今までは、自分たちでプリントは子供に準備していたが、学校によっては進度が違う。そこで、自分でやりたい単元について、自分で選択を自由にさせて、テスト前は、自分のテスト範囲をやりたいだけさせるようにした。自分でやりたいプリントをパソコンから取り出せるようにした。解説はすべてパソコン上で聞けるようにしている。
するとどうなったかと言うと、かなりの確率で大幅にあがった子が多い。45番から24番,20番から3番、140番から89番.その他いろいろ定期だが今回は全員上がった。週3で2時間足らずではまずまずだと思う。
正直定期にはあまり興味がない.入試と高校での学習の予習とかさせたいところだ。でもそういう子は田舎は少ない。
中学生の学習の姿勢が変わった。自分で弱点とか範囲を積極的につぶそうとし始めたのだ。テスト前になると、プリントを自分で出して家でやるようになった。
やらされている学習から自分で進んでやる学習に変化したのだ。自分たちは、バランスよくやっているか見るのと時々教えるだけだ。後ほめるのと叱るのぐらいだ。笑
一生懸命横について教えるのもいいが、お互い感情ある同志うまくいかないこともある。教えて成績は、簡単には伸びない。家庭教師で金だけ高くて成果が出ないというのを時々聞くが、よくわかる気がする。
これでわかったのが、子供は成績上げるにはどういう姿勢でやるべきなのか、また子供は目先でも成功体験をさせることの大切さだ。
やればできるが、具体的にどうやるか、中学生の成績の上げ方がはっきりした。30年かかったが、全員上げるのはむつかしい。