学力は貯金ができる。

貯金はお金だけではない。学力も貯金ができるのだ。これは。一定レベルの学力に到達すると簡単に学力は減らないと言うことだ。これは、塾生の指導で感じることだ。」

一定の基礎知識の積み重ねと思考力が身につけば、言い方悪いがそれほどがつがつ学習しなくても志望校に受かると言うことだ。 問題なのは、一定レベルに到達すると言うことができたらの話だ。

それまでは、基礎を積み重ね反復して学力を志望校を突破できるレベルまで持っていくことができないといけない。 塾生で今年九州大学の工学部航空工学に受かった子がいた。中1の終わりから塾に入った。予習をして高3まで順調に行ったが、体調を崩してもう少しのところで不合格だった。数学が計算間違いしなかったら受かっただろう。

浪人してもっと上を目指せる能力はあったが、病気になった。ストレスもあったが、歩くのすらままならない。塾に来たのが合計2ヶ月くらいだっただろうか。センター前とかほとんどやっていないだろうと思う。

センターの点数は、去年と同じぐらいで危ない。でも、2次力があった。物理と化学は、F大先生のすばらしい教科書解説をパソコンで予習して、高2で基礎が出来上がっていた。数学は、自分のつくった教科書解説とゼミ問題で予習をしていた。基礎力は、かなりのものだった。

センターが終わっても、塾に時々顔を出すくらいだった。どこを受けるか親も悩んでいたが、後期は受かるところを決めていたので、九大にした。でも、九大の工学部では最高難度の学科だ。正直こっちも不安だった。 本人に二次の3日前、いろいろ話した。能力はあるから気合を入れて後3日過去問解けと発破をかけた、不思議と3日だけは、集中した。親が、もっと早く発破をかけてもらいたかったといっていた。さすがにこっちも痺れを切らした。

せめて3日くらいはまともにやってくれと思った。 センターでは、最下位クラスが、2次で逆転して受かっていた。数学は、8割近かった。本人の基礎力の積み重ねが大きかったと思う。今では、病気がなんだったのかと言うくらい元気になって大学に行っている。

積み重ねて一定レベルに到達すると簡単に学力は落ちないと言うことを見させてもらった。一定レベルに到達すると簡単に学力は落ちない。 大抵は、学力の貯金が足りない人が多い。金だけ貯金ができると思わないほうがいい。学力も貯金ができる。見えないからしないのだろう。笑。

入試直前になってあわてて貯金しても学力の貯金が足りないことが多い。学力も貯金ができる。早めにやっていたほうが,いざという時困らない。 安心はできないが、一定レベルを超えると志望校は受かる。それまでは、必死で一定レベルまで早めに到達するまで努力するべきだ。 蓄積の学力貯金は大きい。