高校入試

実際入試問題とか特に自分が受ける学校の問題は、最低3回ぐらいは解いたほうがいい。

どうして、過去の入試問題解くと力がつくのか。たとえば高校入試のばあいを考えよう。

社会とか理科とか数学などは、全体の分野が復習できる。

たとえば、宮崎の子どもが、兵庫県の問題を一年分数学をやったとしよう。計算問題、方程式、関数、証明、平面図形、空間図形、確率、つまり一年分やり基礎に戻りながら復習やれば、それだけで全範囲が終わることになる。1年分解くだけで、全体の復習が一回はできる計算だ。しかも問題は、かなりいい問題が多い。問題は、丁寧にどのくらいやれるかだ。

塾に行かない子が、答えだけ見てやるとどうしてもいい加減になりやすい。解答が丁寧に書いてあるものが少ない。塾で過去問させてくれるなら、金払って行く価値がある。

昔お宅はどんな指導しますかと電話で問い合わせがあった。過去問やりますと言ったら、その親が、過去問とか書店でも売ってますねと言った。また、センター前に同じこと聞かれたことがある。学校でもやっってますと言う人もいた。解答とか解説簡単にできるはずがない。分からずそのままな場合が多い。

まともに解説やったら、一科目でも何時間もかかる。黒板でセンター解説したことがあるが、一科目半日かかった。全部丁寧にやろうとしたらそのくらいかかる。答えを渡して家でやれで終わるしかない。これが実態だ。話がそれた。笑。

英語とかは、単語とか文法覚えないと問題だけやっても効率が悪い。こういうのは、単語を覚えさせたほうが伸びる。それでも、過去問になれれば、点数が伸びる。長文とか英作とかあって、訓練させないと伸びない。

国語など問題解いてないと話しにならない。読み方とか漢字を覚えながらやれば、相当伸びる。作文があったり、問題になれる。要約とかさせて訓練させれば、点数は一番短期で伸びる科目だ。

社会とか、記述が多くなっている。だから子供たちは高校入試の問題といて学校のテストとは違うことに気づく。理解を求めている良い問題が多い。社会は、基礎の暗記が必要だ。

理科も10年分も解いて基礎に戻れば、それだけでも相当伸びる。ポイントが一番絞りやすく、過去問演習でもっとも伸びやすい科目だと思う。

何を一番言いたいのかというと入試問題というのは、高校入試の場合最も全体を総復習するには、優れた効率の良い教材だと言うことだ。しっかり復習をするのが大切で、短時間でも伸びる可能性が高い。

やりっぱなしとか答えを渡して終わりとかすると、子供はいい加減にする。自分の塾の場合必ず過去の問題については、解説のついた詳しい教材を作って直前は、何度もやらせて繰り返しをさせる。復習させて分かるが、2回やらせても満点とる子は少ない。

時間しだいだが、成績の悪いことか10回やらせたほうがいいと思うことがある。笑

反復させたときに力がつく。やりっぱなしだともったいない。高校入試は、受験前にどうやるかがかなり大きい。100点ぐらい伸びる子もいる。

最後の詰めをどうするか。倍率の高い地区なら反復と基礎に戻る回数を増やしたほうが良いと思う。2倍とか3倍の地区がある。

高校入試が厳しくないと地区の学力は落ちる。高校の学習も、中学の学習の積み重ねの延長にある。中学の基礎力や思考力の上に、高校での学習が成り立っている。

そういう意味では、高校入試の問題をしっかりやることが、高校に入ったときに役立つのは間違いない。推薦で入った子が、高校に入って伸びない現象が分かる気がする。

高校入試の問題は、中学3年間の総復習ができる優れものだと思う。

丁寧にやれば、御利益が大きい。