学習スピードを考えよう

本番でももちろんスピードが勝負だが、常日頃から効率よくテンポよく学習しないと学力は伸びない。これが一番大切な部分でもある。根性があってもテンポよく進まないときつい。学習のときもスピードよく科目をこなさないとまずいのだ。

学習時間を増やしても限界がある。

これが自分の経験ではできなかった。このブログを見てくださる賢者なら経験あるだろうが、読んでもなかなか頭に入らない科目もある。これを読んだり、書いたり、授業に出たりでどのくらい定着できるかと言うとかなりの時間がかかる。

一つの科目にかけると、今度は他の科目がレベルが落ちる。そして、上がった科目と下がった科目で相殺され全体として変わらない。苦手があって克服してもその分得意も落ちてくる。学習がいやになる。好きな科目だけやるというのではまずいのだ。

いくら若くてもやったら全部忘れないという人は少ない。たまには化け物がいるが、そういう人は脳みその出来が違う。学習を楽しめる能力も高い。凡人だと効率よく学習できるような仕掛けつまり学習の道具が必要だと思う。

バランスよくやらないと全体として伸びない。受験だと総合得点で決まる。英語が、100点でも、数学30点では、英語70点。数学70点の人に負ける。全体としてバランスよく学習すると言うのは、苦手科目も短時間で克服しながら、得意も伸ばすという戦略を立てないといけない。

このバランスよくやるというためには、学習内容の合理性とともに各科目のバランスを考え合理的に組み合わせることができないと特に難関になればなるほど合格は困難だと思う。

短時間にどういう学習をすれば征服できるかと言うと、本を読むスピードを上げ、短時間に回せるようにすることが絶対必要だと思う。

最初は耳学問が凡人は必要なことが多い。耳学問をした本は、目学問でも相当なスピードで見直せる。でも最初目学問だけでやると最後まで読むことすら凡人にはできないことも多い。本の紹介するのとその本を本当に分かって読ませるのとは次元が違う。

ある有名な司法試験予備校の先生が、司法試験の世界はテープ学習やってるのに、高校生以下ががやらないのは、もったいないし、おかしいとある本で書いていた。分かる人は分かるんだとうれしくなったことがある。同じことを考えている人も世の中にはいる。

本自体を読ませることが、現実はきつい。それを克服する手段があるわけだ。

最初は耳、最後は目のほうが早い。最初から最後まで耳学問がいいわけでもない。でも耳学問のほうが、集中できることが多い。

高速で解説を聞いて目学問でやるともっと速く読める。しかし、目で高速で追っても何も脳みそには残らないことが多い。自分の経験塾生指導の中で、どうして本をパソコンで解説している本当の目的は、高速で読めるようにしないと凡人は戦えないからだ。

伸びてきた浪人生が、模擬試験の復習に時間がかかりすぎて大変だと言った。パソコンの解説だと20分で終わるのに、目だけでやると何時間もかかる。どれほど速いかわかったと言う。

田舎の兵士を都会の重装歩兵と今までのやり方で戦わせて勝てるとは思えない。でも武器が高性能だと逆転する。理にかなったやり方で効率よく学習させるシステムをつくってきたつもりだ。教えるだけでは学力は上がらないし、難関なら、子供が、分かり、解けるそして早く全部の科目ができるようにもって行くしかないと思う。

指導するほうは、やり方と道具をそろえる。主役と言うか、やるのは子供たちだと思う。

一つの科目をどう高速で仕上げられるかもっと考えないと、まずいと思う。効率の悪い学習をしても成果は出ない。ネットに確実に自分の名前が載る学習の組み立て方を考えるべきだろう。学習するスピードは大切だと思う。工夫したやり方で高速で反復させると素直な子供たちは、大きく伸びることが多い。

自分の塾に高校教員が来て、これだと人件費がかかりませんねと言った。いちいち説明しても無駄だと思った。

見ているところが違う。