教科書読んだら次に、って簡単に言うなよ。

受験指導書とか合格体験記とか参考書紹介本などをいっぱい見る。紹介された中にはいい本があるからだ。それをアマゾンで注文する。でも注意すべきは、偏差値40の人が見るべき本と70の人が見るべき本と言うのがある。中学受験して受かった人が使うべき本と公立高校の人が買うべき本とかいろいろある。

本当にその人にあっているのかどうか分からない。だから、簡単に選ぶべきではない。自分が塾を始めて自分でまったくやってない科目とか参考書を相当買った。

教科書だけでどれくらいいけるか一度試したほうがいい。

倫理もその中の一つだ。センター対策で有利と言うので、教材つくりを始めた。教科書を読みながら教材つくりのために参考書を見ながらつくっていった。

そしてセンターのかこもん1年分解いて見たら、60点ぐらいだった。それから、10年分解いたら最後は8割ぐらいいけるようになった。それから、自分のつくった教科書解説を倍速で聞いた。

そしてやったことのないかこもん何年分か解いたら、9割を下ることはなくなった。

何をいいたいかと言うとセンターの倫理だったらと言う部分もあるかもしれないが、最初に分からないながらもひと通りやったら6割ぐらいいけた。そしてある程度問題を解いてから基礎に戻ると教科書が別物に見える。書いてある記述が脳みそにこびりついていく感覚だった。

これは、塾生がよく言う。ある塾生は、物理が苦手だった、教科書読んでも、解説を聞いても分からない。いろんな問題を解いたが、なかなか伸びなかった。そして、もう一度教科書に戻ったら、自分の分からなかったとこがどこかよく分かり、教科書の内容がわかってきたと言う。

そして点数がかなり上がった。

散々やって教科書に戻るとそのすごさが分かるが、最初からは分からない。特に社会と理科は、教科書に最後は戻るべきだと思う。

これを勘違いしている。教科書読んだだけではすぐに点が取れないのは確かだ。だから参考書に走る。そして時間がかかる割には伸びない。こういうのが多い。そして参考書オタクになる。

教科書読んだら次にって、言わないほうがいい。教科書本当に分かったらすごい実力になる。科目によるが、最後には、戻ったほうがいい場合が多い。

和田何とかという人はさらりと教科書読んだ後次にこれとはとか言うが、ほとんど読めていない人が多い実態が分かっていないと思う。参考にはなるが、受験オタクで終わる可能性も高い。参考書とか凡人では、簡単に読みきれない。挫折の可能性のほうが高い。

基本は、教科書と過去問。センターは特にそうだと思う。