模擬試験の偏差値というのは、あまり気にするとよくない。たろう君とかよく偏差値のことを気にするが、そもそも問題も違うし、母集団も違えば、偏差値70が、偏差値60になったりする。
あの大学は、偏差値がどうのと詳しい人に限って、受験ではうまく行かないことが多い。不安なのは分かるが、本番で出された問題を時間内に解けるようにするという一点に集中するべきだ。
模擬試験の偏差値を信じすぎるとよくない。 特に高1とか高2の模擬試験とかひどすぎる。宮崎大学医学部の合格偏差値が、50もないS台の難関模試とか、自分の塾生でとても受かるレベルでない子がAをとっていた。国立の医学部の合格偏差値が40台とかどういう基準なのか信じられない。冗談がきつい。
高1とか高2で東大A判とか、医学部Aとか信用するととんでもないことになる。A判とかまだほとんど履修していない段階で、分かるはずもない。なめないほうがいい。母集団が違うことが多い。また3科目で判定できるはずもない。
A判定が悪いわけではないが、どういう魂胆か分からないが、乱発で勘違いする親も子も多い。
模擬試験である程度信用できる判定は、高校3年の9月からの模擬試験だ。浪人も進学校も参戦してくる。特にオープンとか、特定の大学これは旧帝大とかレベルの高い子の集まる大学の、模擬試験でA判とると可能性は高い。母集団のずれが少ないからだ。
でも、それ以外の判定だからだめというわけではない。模擬試験は、ある程度自分のレベルを知らせてくれるものであって、弱点を教えてくれるもので、気合を入れるいい材料だ。
確かに、学習が順調に進み、学力がついてくると模擬試験の点数も上がる。そしてそれをばねにするのが一番いい。でも、悪かったから,だめだというわけでもない。 本番で力を出すように、学習のやり方、集中力、を出して努力すべきだ。
昔、塾生で11月の模試で、E判定で受かった子がいた。その子は、まだ結果が出ていないだけで、本番には間に合うと言っていた。感心した。結果は、本番で出せばいい。そして早稲田に受かった。
そのために何をすべきか、どうすべきか前向きに考えることが一番大事だと思う。模擬試験で、また偏差値で、合否が決まるものではない。 あたり前のことを言ってるだけだが、偏差値、偏差値というのは、やめたほうがいい。また判定は、当てにならないと思ったほうがいい。
A判定でも安心はできない。安心したら逆転される。自分もそうだった笑。
飛びぬけたAしか信用できない。