目学問と耳学問

学習のやり方の根本にあるのが、耳学問と目学問だ。人から習うという耳学問と、自分で本を目で読んだり、調べたりする、書くと言う目学問というのがある。 自習というのは、目学問。授業を聞いたり、人の説明を聞きながらやるのが耳学問。今では、映像教材も耳学問に入るだろう。

自分の経験と塾生指導の経験からすると、文系科目は目学問中心でいける可能性が高いが、理系科目は、特に高校分野に入ると数学とか理科の科目は、耳学問の必要性が高い。社会も暗記だけではきつくなる。一人一人違うが、目学問中心で良い科目とそうでない科目があるのが普通だと思う。

そもそも目学問だけでいける人もいる。そういう人は、相当能力の高い人だ。簡単に言うと天才だ。自分の高校時代にもそういう化け物級の人間を見てきた。読んだだけで覚えられる。そして理解できる。そういう人もいる。

残念ながら凡人はそうはいかない。人から説明を受けたり、初めて出てくる言葉を説明受けたりそういう回路を一度ぐらいは、耳というかそういう過程を経ないと脳みそに届かないというのが普通だ。それなら相当脳の作りもいいほうで、何度も何度も耳学問させないと脳に届かない人もいる。良いも悪いもない。個性だからだ。

高校になると耳学問で繰り返さないと脳みそに届かない人が多い。 脳の構造とかは一人一人個性が違う。文系科目の好きな人、理系科目の好きな人がいる。好きな科目は目学問中心でもいける。自分も数学とか英語は自分でやれた。社会とか理科はもっと耳学問が必要だった。特に理科は、必要だった。理科が、F大先生の説明の耳学問ができたらよかったのになと思う。理科とか専門用語の詳しい説明がないと苦しい。また、社会も用語の説明がないとただの棒暗記になりやすい

理科とか社会とかのほうが耳学問の内容の良し悪しはかなり理解度に影響する。分かりやすさと説明のうまさで子供たちの理解度は異なる。

。 東進の地理の村瀬先生のネットでの説明とかすばらしかった。ああいう根本からの説明がほしい。耳学問がすばらしいのは、ああいうのだと思う。F大先生の理科とかは、根本からすべて説明されている。感動ものだ。本当に分かっている人の説明は楽しい。自分もああいうのに近づきたい。

目学問ができれば、耳学問はもちろんできる。目学問のほうが、難易度が高い。大学に入っても目学問ができればやっていけるだろう。でも大学というのは、専門に分かれる。文系の人、理系の人。自分の好きな分野に行くだろう。目学問でまじめにやれば卒業ぐらいはできる。

そもそも耳学問をしないといきたい大学に入れない人が多い。高校分野は、科目数が多い。国立ねらうならたいていの人は、耳学問の必要な科目というの出てくる。また全部必要な人もいる。笑

耳学問が必要で、しかも相当繰り返しをしないと脳みそに届かない人のほうが多いのが現実だと思う。

やればできるは、うそっぽい。どうやってやるかが問題なのだと思う。