集中力

集中して考える、集中して書く。集中して聞く。学習で大切な能力は、集中力だともいえる。ただいくらなんでも短い時間で集中しただけではまずい。逆にだらだらと長時間集中しないで学習しても成果は出ない。バランスの問題だ。

できる子は集中力がある。そもそも制限時間にどれだけ問題が解けるかというのが試験である以上、問題解くとき集中力がないとまずいし、処理することもできない。集中力が続くと言うためには、問題が求めている基礎がわかっていることと訓練が必要だが、常日頃から集中する習慣を身につける必要がある。試験時間ぐらいは集中する習慣を身につけることは肝心だ。

塾生見ていても集中して学習する子は、伸びるが、そうでないと伸びにくい。

睡眠は大切だ。集中すると疲れて眠くなる。これはしょうがない。眠くならないほうがおかしい。ぼーとした状態で机の前に座っていても、脳はまともに働かない。だから、塾生には、眠かったら寝てもいいと言う。特に朝から来ている浪人生には、眠いときには寝ることを薦めている。もちろん寝すぎる人は起こす。

朝課外とか,夕課外とか長時間にわたる授業で成果が出ないのは、集中力がなくなるし、そういう、ぼーとした状態で学習する習慣がつき、いざというときに集中して問題を解くことができなくなるからだとおもう。受験のときに集中力を発揮できるほうがむつかしくなる。これは意外と見落とされてる気がする。

メリハリつけて,おきているときは集中して学習に取り組み、寝たいときには寝たほうがいい。それは、本番入試のためでもある。

ラサールから東大文一に現役で入った子が、小学校のころ、近くで落雷があってほかの塾生は大騒ぎしていたが、その子だけは、鉛筆もって集中して学習を続けていた。その子に怖くなかったかと聞いたら気にならなかったと言った。

音楽聴きながらとか携帯見ながらとかやめたほうがいい。学力もつかないが、集中力がつかない訓練をしていることになる。この根本が分かっていない子も多い。

やるときは集中してやるべきだ。注意すべきは、試験時間ぐらいは集中したい。