中学の基礎は、大切だ。

昨日社会の公民の教材を作っていた。教材作っていると高校の政経の内容と相当かぶっている。昔大学受験生にt中学の問題集をやらしてから、政経をさせたら、中学のほうが分かりやすくてこれで大分分かったと言っていたのを思い出した。

中学で公民をやるが、本当に中学生が分かっているのだろうかと思う。大学に入ってから習ったようなこともある。というより自分が忘れていたのかもしれない。かなりの内容が入っている。

でもたとえば、公共の福祉という言葉が、出てくるが中学では、社会全体の利益と書いてあることが多い。これは、正確ではない。ナチスとか全体主義の国家では、人権の制約を社会全体という概念で簡単に制約している。

中学生にそこまでというが、こういう大切な言葉をどこまで説明すればいいかむつかしいが、時々疑問を持つこともある。本当はこれではないのにということがある。学校でどう教えているのだろうか。

ただ思うに中学の基礎ができていないと高校に入ってからは分からなくなるだろう。、中学時代の学習がしっかりできていれば高校分野に入っても量は多くなるが、中学分野の上に高校分野があり、中学で基礎をしっかりつけていればかなり分かるだろう。

英語などは、中学の内容の上に単語や文法が細かく乗っている。その他の科目もそうだろうと思う。中学で基礎ができない子は、浪人でも中学からやらせないと学力はつかない。急がば回れで基礎を作るのはできていないところから作るべきだ。

学年を下げて学習しないといけないならそこからやり直すべきで、実際しなければならない子は驚くほど多い。高校生でも中学からやり直すべきだと思う子は多い。でも時間がないので流されているだけなのだ。

中学生の学力低下が、高校生の学力低下を生んでいるように感じる。高校入試に倍率がないような地区はますます学力低下を招くのが想像できる。

浪人生がよく言うことは、中学時代にもっとしっかり勉強をしとけばよかったと言う。また高校入る前にもっと高校の予習をしとくべきだという。特に数学と英語の単語はやっておくべきという。

とにかく中学の基礎は、しっかり身につくべきだとおもう。