要約力

よく勉強はするんだけど、点数が伸びないという子がいる。特に大学受験の場合何度も言ってるように使う道具つまり基礎知識が多くなる。だから、繰り返して使える知識にしないといけない量が多くなる。基礎知識も関連付けて覚える工夫も必要だろう。

古文単語もゴロで覚えたり、単語も語源で覚えたりして基礎知識を身につけないと話にならない。基礎知識がないのに思考力も何もない。思考力とは、道具をつなげる力だとおもう。

しかし道具をそろえるだけではまずい。国語の問題、英語の問題、数学の問題それぞれ何が書いてあるのか、どういう設問なのか思考するとき、図式化したり、自分なりにまとめたりしないとイメージがわかない。

思考の対象となるのは、こういう情報を自分なりにまとめたものに対してだ。こういう作業ができないといくら人の解説を聞こうが問題が解けるようにならない。だから授業に出ているだけで受身に暗記の学習を続けていても問題を解く力はつかないのは、理の当然だろう。

本当は、そういう思考の仕方そういう作法を教わることが、指導してもらうという事だと思う。塾生には、具体的に指導したりするが、伸び悩んでいて悩む子は、開眼したりする。

思考の方向性を示すことも大切だとおもう。要約する力が大切なのは、国語だけではない。全部の科目に共通するものだとおもう。これが、できないと点数は伸びない。できる人は、無意識でもこれがうまいしやっている。要約する力これは大きい。伸びない人は、図も書かない。

よく黒板を写したり、きれいにノートにまとめることだけで、点数が伸びないのは、自分の思考の対象を要約して自分のものにしないからだ。

まとめないと脳みそに入らない。だからまとめることが大切なのだ。