独立のきっかけ

27歳になり、なかなか司法試験受からずこのままどうしようと悩んでいたとき、原田さんという方に出会いました。次男の浩二君の家庭教師を引き受けることになりました。ラサール中受験2ヶ月前です。不合格になる可能性が高いとの事でしたが、毎日2時間教えました。もともとすごい素質の子でした。めきめき力をつけ、絶対受かるから心配しなくていいと原田さんに言いますが、当時のラサールは、今と違いかなり難しかったので、合格するまで信じてもらえませんでした。合格通知をもらった原田さんの目に大粒の涙が浮かんでいるのをみて、子供の能力を高める仕事に自分の生きがいを感じ、これで飯を食いたい。自分の塾を作りたいと、原田さんに相談しました。ありがたいことに、社長で人脈があったので奥さんも、協力してくださり、30名ほど集めてくださったのです。預金通帳には、本当に30円しかなく、親から借りて、しゅぱつしました。原田さんには心から感謝しています。浩二君は、その後ラサールを文系1番で卒業し、東大法学部に合格しました。縁とは、ありがたいものです。原田さんに会えなかったらどうなっていたかわかりません。結婚の仲人もしていただきました。