工夫次第

夏期講習を受けてくれている中2の子がまったく英語ができないというので、

その子にあった方法で、新規なプリントをつくった。たいしたことはないが、

文法のプリントの次は、単語のプリント、次は、文法のプリント。

つまり文法と単語を同時に覚えさせるというものだ。

こんなのは、たいしたことがない工夫でしかないが、かなり学力向上にはなっているようだ。

これは、なかなかいいと思った。

解説のないプリントなら、まったくわかっていない子には、苦痛でしかないと思うが、

解説があって、その解説が、丁寧だと、子供は、苦痛なく、学習することができる。

人間だと感情が入る。しかも英語なら、単語と文法を同時に覚えさせられば、

基礎は、磐石になる。

教えるほうも、教わるほうもストレスになることがある。

パソコンは道具だが、それの解説は人間がつくる。無機質ではない。

愛情がこもった有機質なもので、しかも怒ったり、怒鳴ったりはしない。何度でも聞けるし、

スピードも調節できる。

進化と言うのは、ちょっとした工夫ではないかと思う。

本や、プリントは、解説があるのとないとでは、凡人特にわかっていない子では、

大きな差がある。

10年以上システム化を図ってきたが、教材の組み合わせと言う概念にこのごろ気づいた。

プリントの組み合わせ方で大きく指導が進化するのは、

間違いないと思った。