防衛大学校、鹿児島大学工学部

私は九州進学研究会に約十ヶ月間、浪人生として通った結果として、センター試験の合計点が前年より302点上がりました。

私が思うに、この学力の伸びに大きな影響があったのは、学習に対する考え方の転換でした。といいますのは、九州進学研究会は自主学習に重点を置いており、生徒が組み立てた学習内容を尊重して全力でサポートしてくれて、時には生徒ひとりひとりの学習内容に的確な助言を与えてくれます。そのため、自分で自分の弱点を考え、どうしたら克服できるか! どうしたら得点を獲得できるか!と自分で試行錯誤して、自主学習に取り組む習慣が身につきます。自主学習の習慣が身につきますと、自分でいろいろな問題に当たっていくうちに、どうしてこなるのだろうと考え、理解しようとして思考力が育ちます。

しかし、学校の授業など、受け身の学習の場合は先生の話を聞いて理解してもすぐに忘れたり思考力が育たず、暗記中心の勉強に陥ってしまう危険があります。それでは本番入試では力が出せずに悲惨な点数になる可能性があります。

私が思うに、本当の学力を身につけるためには受け身の学習ではなく、疑問を持って教科書を大事にする学習だと考えます。なぜならば教科書に基本的なことがらはほとんど載っているので、基礎を固めるには最適だからです。

塾の場合は、その教科書をパソコンやCDを使って基本を素早く固める事ができるので非常に楽に知識を入手することが出来ます。もしも参考書類を教科書の代わりに使っているのなら、それは極力避けたほうがいいです。私の経験上、参考書に頼ると筆者の偏った解釈法や、裏ワザ的公式などの暗記に走ってしまい易く、そのような学習では基礎を固めるどころか、混乱して無駄な使えない知識ばかり増えてしまいます。

最後になりましたが、私の浪人生活を親身になって学習面、精神面をサポートして下さった塾の先生方、そして同じ塾に通っていた戦友に感謝しています。これまでありがとうございました。