9歳で数検1級合格

 テレビで話題となっているのが、最年少9歳で、理系の大卒レベルの数学検定1級に合格したことだ。どんなにすごいのかというと、ほとんどの人が実感がわかないだろうが、東大の入試問題を、小学生が満点近く取れるのと同じレベルだと思う。数学というのは、奥が深い。教科書レベル、問題集レベル、入試レベルといろんなレベルがあり、分野も広い。

実際の入試では、数学や算数の差が、入試の結果を左右するとおもうし、これはいろんなところで言われている。

数学が得意になるには、良質の問題を自分の力で解くことが必要だと思う。

数学や算数の出来る子供は、小学生なら、中、高校、大学への数学などをやっている人が多い。これらは、受験参考書の頂点にあって、誰でもやればいいものではない。言いたいことは、できる子というのは、問題をたくさん解いて、自分のものにして、持ち駒を増やしているということだ。

 それから、数学などは、先取りが非常に有効なのはあきらかで、基礎の部分だけでもやっておくのをすすめたい。解ける楽しさを味わうから、自主的に良質の問題にいろいろ当たっていくのであって、強制されて9歳でこれほどまでの成績はあげられないだろう。しかし、数学は一度深く理解したら忘れない特性のある科目だ。だから、センスのある子には、どんどん先を進ませることを、おすすめしたい。順序を追って確実にレベルアップするのがコツだと思う。

解けない問題×、できた問題それ以外▲と3つに分けて、学習するのが、良いだろう。