今度浪人する子が、昨日言ってた。高1の数学の授業では、教科書使わないどころか、教科書は見るなと言っていたという。うそだろうと思ったが、ベテランの先生だったという。
自分が作ったプリントで授業をしたらしい。自己満足はいいが、子供の学力は、満足していない。
高2からは、教科書使う先生だったらしい。高1では。教科書見たことがないらしい。きれいどころか新品だ。
教科書軽視もはなはだしい。化学や物理では、教科書より自分でつくったプリントで授業するパターンが多い。
その子のクラスは、国立合格した人は、ほとんどいないと言っていた。
数学とか理科とかなら、教科書と傍用の問題集が一番力がつく。
こういうのは、基本中の基本で、これを守らないと基礎が身につかない。
プリントや参考書を中心とすると、似た問題を探して当てはめようとするくせがつく。
宿題で問題出すのはいいが、教科書の基礎が出来ていないのに、参考書とか問題集与えると、似た問題はないかあからさまに探そうとする。これは、怖い病気だと思う。
自分の頭つまり、基礎を組み合わせて問題を解くという気がないという病気。
似た問題の暗記で問題を処理しようとする。
教科書の基本を身につけることが第一だが、それを飛ばすと、似たような問題、やったような問題は解けるが、
ちょっとひねられると解けない。つまり暗記で問題に当たろうとする。
こういう人が多い。
浪人する子に、教科書からやらせているが、教科書の基礎を身につけるのが、
一番確実に合格する道だと思う。
当たり前にやることができないと、結果は出ない。
応用力というのは、教科書に書いてある基礎をつなげて、自分で組み合わせる力で、
むつかしい問題やったから、つくというものではないと思う。
時間かけた割りに伸びない人は、脳ミソを使って基礎をつなげようと言うより、
似た問題は、どこにあるのだろうか、いっぱい解いて慣れれば解けるようになると思う傾向に
あるのではないだろうか、
県立高校合格おめでとう。
卒業だけならいいが、国立大学合格する力をつけるのは、
それなりの考え持って学習しないととんでもない学力で終わる危険性があるというのは
間違いないと思う。