法学部出身なら一度は目にしたことがある有名な民法学者だ。その著書の厚さとむつかしさに圧倒されたが。
先生が、受験のときに教科書を徹底的に精読、緻密に理解することを心掛け、そして対策本をほとんど使わなかったと著書に書いてあった。
もちろん読解力、理解力、記憶力など自分らの及ぶところではないが、ただ日本を代表する偉大な民法学者が、教科書を徹底的に読みこみ、理解したということは、初めて知った。
そしてくり返し見直したらしい。
また、
医学部受験生で、ある塾のブログを呼んでいたら、偏差値40当たりから、1年で国立の医学部に合格したらしい。
どうしたか。教科書から塾でやったらしい。子どもの素質すばらしかったからできたことだろうが、
物理とか数学偏差値40とかから、浮上したのは、間違いなく基礎からやったからだと思う。
たくさんの参考書問題集が出回り、学校ですら教科書使わない授業とか多い。塾や予備校は、たいてい教科書なんて使わないだろう。
でも、日本のトップの学者が、教科書精読が、受験を突破する勉強法だったということは、
記憶すべきことだと思う。