学習量の確定

受験前に慌てても遅いことがある。特に大学受験では、全国の受験生が相手になる。

やる気のある子、素質のある子は、なるだけはやく、この塾の門を叩いてほしい。先輩たちは、多くの難関大に合格した。学校の授業を無視することはできないが、学校だけでは、簡単に壁を破ることはできないと思う。

潜在能力を開花せずに終わるのはもったいない。

小学から高校分野までの学習量は、決まっている。この学習量が決まっているが、日本の場合、

小学6年間の学習量プラス中学3年間の学習量と、高校3年間の学習量は違う。

ざっくり言って、義務教育の9年間と高校の3年間の学習量が違いすぎる。これは、小中学校だけ指導する塾と高校分野まで指導する塾の根本的な視点の差を生むとおもう。

高校分野まで指導する塾は、大学受験を視野に入れるから、先取りの重要性がわかるし、そもそも学校の成績とか上げようとはしないのが、普通ではないだろうか。

簡単に言うと大学受験を目指すなら、先取りをして、高校分野までなるだけ一回はまわすと断然有利に学習できる。

この視点がなさ過ぎると思う。高3の9月以降に現実が見えることが多い。自分がどのくらいのレベルかはっきり見えてくる。親も子も慌てだすことが多い。

しかし、現実はきびしい。学校の力は圧倒的だからだ。

この先取りは、解説のない教材では、凡人は無理がある。しかも先取りは、教科書レベルの基礎の先取りに意味があると思う。

大学受験は、コツコツやったら誰でもチャンスがある。でも量が半端なく多い。これを克服する方法。

これがわかってしまえば、受験はむつかしいものではない。難しくしているのは、

学習量の確定が出来ていないからだ。

どういうことをやったらいいのか、つまり学習の仕方、組み立て方を分かれば、

後は実行するだけだ。やり方次第で本当に子供は伸びていく。

伸びないのは、心がけが悪いか、やり方がまずいか。

塾の存在意義は、学習の仕方を教え、改善するところにあると思う。

学習量の確定というのが、一番大切で、ほとんどの人はこれができていないとおもう。

学習量を確定したら、反復と理解でどうにかなると思う。しかも学校の授業も生きる。

学校の進度に合わせるというのは、やめたほうがいいとおもう。そこそこの大学なら話は別だが。

光陰矢の如し。あっという間に受験を迎える。