できない子を伸ばすのが塾の大きな役目のひとつ

いろんな教材を組み合わせてその子どもに合った教材を選んでさせるというのが

子どもの学力を上げるコツだと思う。

まったく基礎が出来ていないなら、基礎からやらせないと伸びない。

塾というのは、経営戦略的には、できる子がいるといい塾だと思われがちだ。

でも実際はソウデモないと思う。

できない子を伸ばすというのが一番むつかしい。特に学年が上がるほど難しくなる。

できない子を伸ばす場合。まずどこからはじめたらいいのか探りを入れないといけないし、

とにかくしっかり繰り返して定着させないとなかなか覚えてくれないのだ。

 

塾を経営したらわかるが、体験学習で、失礼だができない子が来るとものすごく大変だった。

どこから手をつけていいのか、個別指導なら付きっ切りになるし、授業だとどこに焦点を当てればいいのかすぐには分からなかった。

今は、成績聞けばこの教材からやらせればいいというのが大体分かるし、子どもの反応はいいことが多い。

昨日高2の子が、塾に復活した子がいて、成績が中3の後半で伸びたのを記憶していたので、君はどのくらい伸びたのと聞いたら、55番から9番まで上がったといっていた。

90名の学年でそこまであがれば親もうれしいと思う。パソコンで学習するというのにいまだに偏見を持っている人が多いが、自分の経験では、できない子を伸ばすのはパソコンを使ったほうがいいと思う。パソコンは、何度聞いても怒らない。

不思議なことに子どもと言うのは、ある瞬間から急に伸びだすようなことがある。また基礎だけやるより、出発は基礎でもある程度レベルを上げてやると

伸び幅が大きくなる。

できない子でも基礎から段階的にやり、繰り返してやれば、伸びだす。

そして、分厚い教材とか、全体を俯瞰できないので、

薄くてまとまったのを何度もさせる方が伸びる確率が高い。

できる子でも、全体をざっくりやってから細かくやるべきで、全体をつかむと言うのはものすごく

学習がやりやすくなる。

そして細かくやるほうがいいと思う。