塾生で、塾で学校の宿題をやりたがる子は、学力が伸びない。その根本的な理由は、宿題それ自体意味がないこともあるし、子どもが基礎を理解していないので、そもそも宿題の内容と子どもの学力が合わないことが多い。
そしてまともな学習を塾でやる時間がすくなくなるからだ。
そもそも学習と言うのは、基礎を定着させるのにも時間がかかる。問題を宿題と出して管理するやり方は、基礎も定着していない子に、問題を丸投げするのに似ている。
宿題と言うのは、基礎が定着した子には、有効だし、時間もかからない。でも高校生とか見ていると問題集はいっぱい持っているが、それを反復できるような学習ではない。
そもそも教科書と過去問だけでも大変なのに、それ以外のやってもやらなくてもいい教材を消化不良な上に、プリントで宿題を出すやり方に塾が乗っかると言うのは、時間と金の無駄だと思うことが多い。
だから、塾で宿題したがるのは、分かるが、極力させないようにしている。そもそも基礎を予習させるのは、学校を復習する流れをつくるためで、
親と子どもに理解させるのは、困難だが、塾は学校のやり方に沿うと子どもたちのためにならないと思う。
基礎を作り、問題演習で、そして過去問の流れに沿って学習すべかで、学校は基礎は、あっさり問題集とか演習中心だ。全部が悪いとかではないが、効率が良い訳でもない。
塾が、目先のそして近視眼的な需要にあわせるのは、塾の理念に反すると考えている。
学校の宿題を塾でしたがる子と言うのは伸びないことが多い。
塾は、学習のやり方を教えるというのが目的で、塾をやってきた。
親も子も何のために塾に子どもをやるか。学力が付いて入試を突破させるためだろう。
親と子どもの理解が、大切だと思う。