すぐに分からないと教えるのでは伸びない。

授業形態と個別指導の併用に10年。テープ学習と個別に10年以上。いろいろやって今のシステムにたどり着いたが、子どもが学力を伸ばすのは、いろんな角度からその子にあった方法で指導しないといけないと思う。

まず成績が悪い子というのは、覚えたり理解するのに面白さもだが、何で学習しないといけないのか根本的に投げているところがある。まず集中力がない。これを集中させるには、耳と目でとにかく何度も繰り返す習慣を身につけることだと思う。

直接指導、個別指導というのは、基礎が出来ていない子、自主学習の習慣が出来ていない子は、思うほど伸ばすことはできない。そもそも、学習と言うのは、基礎を自分で本を読んだりして知識を身につけるのが第一段階。

これが出来ていない子を個別指導とか直接指導で伸ばせるとしてもそんなに大きくは伸びない。

直接指導のいいところは、内容の質問ではなくてやり方とか学習の進め方の指導であって

分からないとすぐ聞くこというのは、そもそも自分で考えることを放棄するのの手助けをしているような部分がある。

何度も考えても分からない内容の質問や、学習の進め方の質問や、解法の美しさの質問なら

どんどん受けたいし、、受けるべきだと思う。

子どもに合った教材や苦手を克服するための教材を与えて、詳しい解説で反復させれば、

子どもも反復しないといけないのだと習慣付けられる。

結局目指すのは、自分で学習できるようにすることだが、科目数の多さと量にほとんどの子は

挫折しがちだ。ハードルを下げるやり方が、現実的だ。

夏休み講習を受けた子どもは、全員そのまま塾生になった。成績が全員伸びたからだ。また静かに学習できる環境が居心地がよいのだろう。

塾ががやがやしているとやる気のある子は、集中できない。

静かな環境で学習させるのは大切だと思う。自分は、パソコンの内容の説明と進度の説明にほとんどの時間をかける。そっちのほうがあがるからだ。あと教材をどうしてやるのか、これをやったら伸びる理由を説明する。

わからないとすぐ教えるのは、子どものためにならないこともあると思う。