定期テストと受験勉強

学校のテストの点数が悪いと言うのは、確かに悪いというか学校の授業をきいていないとか復習がたりないか、テスト前にテスト範囲を暗記しないか、問題がある。

出来ていないと話しにならない。やればできるはずだ。

でも80や90が平均の高校のテストと言うのは、最初から実力や理解度を見るというより、内申点を上げて推薦でもとって大学にあわよくば合格させたいというようなテストだと思う。

学校の定期テストは小学生や中学生ならまだ分かるが、高校生になっても同じように定期テスト前だけは学習して、暗記してどうにかごまかそうするような学習を半数近くはやっているのではないだろうか。

予習をして授業に出て学校の先生の授業をしっかり聞けば、定期前にテスト範囲で、苦手な部分をやるだけでもすむ。

塾生が時々言うことがある。定期はものすごくいい点数w取るが、実力や模擬試験になるととんでもなく落下する子がいると。

こうなると推薦で大学狙うしかなくなる。でもそういう人の割合は多い。テスト前に範囲を暗記に入る習慣が付いている。

むかし推薦で合格した子がいた。高3からの子だった。数学だが。定期は90以上取る。ところが模試になると20点も取れなかった。テスト前に定期テストの質問がある。理解していないのがよく分かるが、どうして90点以上取れるのか不思議だった。教科書の理解が足りなかった。

定期テストと模擬試験や受験と言うのは、似ている面もあるが、それぞれ対処法方が異なる。

これを区別しないといけないが、それらの区別なくだらだら定期テスト対策にエネルギーを注いでいると、受験前に慌てることになる。

定期と受験の区別と言うのはできそうでできないのだ。これが、なかなか親も区別できないのだ。

うちの子は、定期でこのくらいとっているから大丈夫と思うのだろうか。

実は、模擬試験ですら、高3の9月本当のところ判定はできない。最後の3ヶ月ではさすがにどうにもならないことが多い。

定期と受験はまったく別物だと思うほうがいいし、模擬試験でも高1や高2の判定よくても安心はできない。母集団と入試の範囲が違うからだ。

何度も言うが、基礎の先取りが一番子供たちのためになると思う。

目先しか見えないとあとで取り返しのつかないことが多い。之は、受験や学習に限ったことではない。先まで計画立てて、実際は今に集中しろということ。受験本番というのは、準備と訓練できまる。当日は、自然に実力が出る。

定期と受験之は、しっかり分けていたほうがいいと思う。定期も慌てないでも大丈夫な計画的な学習が理想だ。

分かっている親がいて、定期はどうでもいいから受験で合格させてくださいという人がいた。そういう子は、しっかり志望校に合格する。