解答がおかしい。

解答を鵜呑みにしてはいけない。たとえばある参考書の答えがいくつかおかしかったので出版社に問い合わせて説明したら、間違いを認めていた。

自分も間違うことがあるから、出版社を責めるわけでもない。本の内容自体はすばらしい。でもうそが書かれた本をそのまま真実と子供は思う可能性が高い。本当にできる子は、本の間違いを指摘するかもしれない。

教科書にほぼ間違いはない。検定を受けているからだ。

時々自分も間違いを指摘される。計算間違いとかだが、子供を褒めることにしている。

昔、高校受験で合格した県立高校の子供の数学の宿題の解答が、恐ろしく間違いだらけの冊子があった。いつも塾生からこの解答おかしくないですかと聞かれるので、何でこんなに間違いの多い本を出版できるのか不思議に思っていた。

10年以上も放置していたのには驚いたことがある。やっと数年前に正しい答えだけの本になった。日本でも間違いの確率の多さでは、なかなかのものだった。笑。

宮崎県の県立に入った人なら記憶にあるかもしれない。数学の薄い冊子だ。どうしてあれほどまでに間違いの多い本を10年以上も放置できたのか今でもなぞだ。

福地大先生は、大学入試の出題そのものの不適正を指摘することがある。赤本の解答がおかしいというのは、よくあることだ。

本当に実力があると言う人は、解答を鵜呑みにしない。疑ってかかる。

教科書以外の本や問題集には。間違いの可能性があるということは知っておくべきだし、ほんの間違いを指摘できるような学習をするべきだと思う。

疑問があったら妥協しないこと。調べたり納得するまで、考えることだろう。