中学入試と大学入試の因果関係

大学受験特に2次試験の問題の解説作っていると、こんな問題解けるようになるには相当しっかりした基礎力と思考力と応用力が必要だと思う。

中学入試の問題たとえば難関私立の問題やっているとこんな問題解けたらすごいと思う。難関私立の中学入試の問題と大学入試の問題には、因果関係があるような気がする。

でも公立の中高一貫校の問題は、確かに思考力は必要だが、それが大学受験まで通用するような気がしない。これは、問題になれて訓練しないと解けないとは思うが、数学力や文章読解などを正確に判定できるだろうかと思うのだ。作文力と言っても小学生のものだ。

小学生の頃の学習が、大学受験に大きく影響すると思うが、公立中高一貫の対策ばかりやるのは薦めない。塾生には、中高一貫用の学習と、できれば難関私立受験用の併用を薦めている。

なぜか。

それは、大学受験の問題を解いていると、公立中高一貫の問題の延長線には無いと思うからだ。ためにはなるが,延長線上には、大学入試はないと思う。よくよく親も知っていた方がいいと思う。

今年の大学受験の結果が、全てを物語っている。

いずれにしても、中学に入ってからが、大切なのであって、予習先取りが一番大切だと思う。先取りと大学入試合格の因果関係は、あきらかに存在すると思う。どこの学校に入ったかも、大事かもしれないが、先取りできているのかのほうが大きいと思う。

基礎の先取りしないと、自称進学校はもちろんのこと有名進学校でもうまく行かない可能性が高い。問題演習の先取りは、あまり意味がないと思う。

受験指導を30年以上やっていると、普通の人が見えない世界が見えるような気がする。ほかの事はさっぱりだが。笑

先んずれば人を制す。これは、学習と受験の鉄則だと思う。