どうして子供の学力は伸びるのか

鷹尾校にいる塾生、今度高校に入学する子だが、成績の推移を調べたら、入塾したときの

中三の夏の実力は213点だった。それが、最後の実力テストは、380点まで上昇していた。

。500点満点で160以上伸びたことになる。

偏差値は15伸びた。塾生は時々こんなに伸びる子が出てくる。理由があるのだ。

1、子供を伸ばすには、まず基礎知識を定着させないといけない。それも短期で。塾で学習する時間は、学校での学習時間より比較にならないほど少ない。そして反覆させて定着させる。これが、経験上普通の個別や授業形態では、非常にむつかしい。

そこで短時間で復習できる教材を開発してきた。

春休みだけで、中学生なら5科目全部復習させた子がいる。これは普通のやり方では出来ない。子供が多少理解力が劣っていても反覆させれば、少なくとも1科目や2科目は復習させることが出来る。非常に重要なのは、よくまとまっていて基礎が定着できる量の少ない教材を説明ありでやらせることだと思う。

大抵プリントだけで、音声の解説がないと基礎の定着は非常に難しく時間がかかる。人が出てきて説明する動画だと時間がかかりすぎる。本とか問題それ自体を解説したもので無いと短期にはまわせないのだが、これを分かっている人は少ないのではないか。

個別指導とか家庭教師が金のわりに伸びないのは、基礎の定着と言うインプットが出来ないからだ。添削をしてもらったり、そういう基礎の出来ている子には、有効で、また、学習の仕方を教えてくれる先生なら、少しは伸びるかもしれない。

しかし、基礎を定着させると言うことが短期で出来ないと、成績は大きくは伸びない。

塾に行ったのに伸びないのは、基礎知識の定着と言う最も大事な過程を飛ばして問題演習中心でやるからだ。

中学までだとまだどうにかなるが、高校分野だと基礎知識の定着はもっと重要になる。

2、基礎ができたら、入試問題を徹底して反覆させ、しかも全問音声付で解説がある。基礎が出来たら入試問題に当たる。高校入試だと15年分は演習できる。反覆させれば伸びないほうがおかしい。

つまり、基礎の定着と入試問題の演習解説という王道を進めば、子供は、自動的に合格に導けると思うが、道具が無いとかなりきついと思う。

伸びるのは、根拠のある原因があって、結果は自然に出ると言うことだと思う。

今までのやり方しか経験のない人には、理解が困難だと思うが、

学習の本質と人間の脳の構造つかめば、分かるかもしれない。