人生万事塞翁が馬。これは中国の有名な故事から来た言葉で、自分も好きな言葉だ。
ノーベル賞を取った山中先生も座右の銘にしているらしい。
年を重ねて思うこと。人間誰しも順風満帆というわけには行かないことが多い。
失敗したり自分の思うとおりに行かないことは、どんな人でもあるだろう。
いやなことやつらいことがあった時それをどう考えるのか。人のせいにしたり運が悪かったで済ますのか。
時々振り返ってみると、自分もあの時なにやっていたのかと思うことがある。
もっとああすればよかったこうすればよかった。でもすんだことはどうしようもない。
このごろは、うまく行かないときには、何かのお知らせと考えるようになった。
いいことととおもったことがとんでもないことになったり、
つらいことがいいことになったり、
学ぶ姿勢さえあればどうにかなる。学校出てからが勝負だ。
そっちが長い。
人間は、いやなことやつらいことに真正面に向き合っていれば、
それがとんでもなくいいことにつながったりする。
楽な方、楽な方に行けばますます苦しくなる。
受験勉強と言うのは、結果はどうあれ貴重な経験で、
学んだことが、生かせるかどうかとか分からない。
ネットで山中先生の講演を聞いて、
こういう日本人が増えてほしいと思ったし、
感動した。人間力がすごい。
成績が悪いの、受験で落ちたの、
それは何かの原因があってのこと。
大抵真剣に向き合っていないことが多い。
学び続けないといけないのは、子供だけではないと思う。
いやなことつらいことが、楽しくなることにつながることがあるから
面白いのかもしれない。